Calendar
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< May 2012 >>
Blog&Myself
Selected Entries
Categories
Recent Comments
  • 松浦理英子『裏ヴァージョン』  ★★★★★
    マリ姉 (04/30)
  • ポール・オースター『幽霊たち』  ★★★★
    マリ (01/21)
  • ポール・オースター『幽霊たち』  ★★★★
    渋谷の帝王 (11/04)
  • ジェイ・イングラム『そうだったのか! 見慣れたものに隠された科学』  ★★★★
    マリ (10/27)
  • ジェイ・イングラム『そうだったのか! 見慣れたものに隠された科学』  ★★★★
    Skywriter (09/12)
  • 東川篤哉『密室に向かって撃て!』  ★★★
    hirose (11/17)
  • 金森修『サイエンス・ウォーズ』  ★★★★
    マリ (06/19)
  • 金森修『サイエンス・ウォーズ』  ★★★★
    Skywriter (02/06)
  • 中村航『ぐるぐるまわるすべり台』  ★★☆
    マリ (09/03)
  • 中村航『ぐるぐるまわるすべり台』  ★★☆
    藍色 (07/02)
Recent Trackback
Archieves
Links
Others

book diary

「続きを読む」とネタバレがあります
星の数は気分なのであてになりません
内田春菊『教育してます?』  ★★★
内田 春菊
角川学芸出版
¥ 1,365
(2007-09)

運動会に文化祭、原稿書いて宿題みて、洋服やおやつも作ります(だって楽しいから)。性教育からお金のはなし、嫁の適性自己分析、人間関係の極意まで、内田春菊流〈教育〉の日々を初公開。ミニレシピまんが付き!(Amazon)

 あんまり教育についての話ではなかったようなw 子供たちの細かいネタは飛ばして両親・義両親との関わり合いを中心的に読んだ。まあ、ほんとにすさまじい。ハラスメンタルな義両親への断固たる態度は読んでいて清々しいほどであった。『もっと悪女な奥さん』っていうフィクション漫画+エッセイと一緒に読み進めてたんだけど、もっと〜に載ってた結婚式の話題では(問題はあるけど)普通に出ていた義両親が、教育してます?ではさっくり縁を切られていたのだ。笑
 ハラスメントについては『ハラスメントは連鎖する』という本の引用で、「関係の濃さを超えて依存すること」という定義だった。うちの父方の祖母・伯母もその気がある(支配したがり)ので、読んでて身につまされたり、自分もやってるかもとハッとしたりでした。対人関係で危険を感じたら距離を取るのが一番だと思った。職場とかだと難しいだろうけどね……。
| エッセイ | 20:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
時雨沢恵一『メグとセロン 三三〇五年の夏休み』1  ★★☆
ルックスも頭も良くて女子に大人気のセロンと、可愛くおとなしそうで実は正義感あふれる天然系(?)のメグを中心に、個性豊かな仲間たちの、恋あり、友情あり、ミステリーあり、のドキドキハラハラワクワクドタバタ学園物語がスタート!夏休みに入ってすぐ、親友・ラリーの誘いで、演劇部の合宿(手伝い)に参加したセロンは、メグも合宿に参加していることを知る。なんとか親しくなれないかと苦心するセロン。そんな中、学校敷地内にある、今は使われていないはずの古い倉庫の地下に、謎の人物(?)が潜んでいるらしいことを知る。セロンは、ラリーやメグを含んだ仲間たちと倉庫探索に乗り出すが―!?時雨沢恵一&黒星紅白が贈る『アリソン』『リリトレ』に続く、待望の新シリーズ、第1弾。(Amazon)

 これはどうやら上巻のようだな……まとめて借りてくるべきなのにしくじった……。私はアリソンとヴィルのカップルが好きで読んでいるのでここまで来るとほとんど惰性である。ラリーとニックはお似合いだと思う。
 あとがきはキノの旅からの出向かい! 別にいいですけどねw 私、この作者に限らずメグミカみたいな地でほわほわしている女の子キャラがどうにも好きになれない。あざとく演出しているんだったら好きなんだけど。笑
| ライトノベル | 20:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
多岐川恭『濡れた心』  ★★★
女子高生の純粋な同性愛を阻む悪意、そして殺人事件。日記や手記を取り入れた斬新な構成が人間関係や動機を際立たせる文学的探偵小説。(『濡れた心』)。(Amazon)

 単品での文庫が絶版になってるので全集から。
 1958年に書かれた百合ミステリ。図書館で借りた本自体が古いので、随分昔の話なんだろなーと思いつつ読んでたら50年以上前とか。そこまでの古さは感じなかったなあ、IT関係機器がまったく登場しないからかもしれない。昭和50年くらいかと。
 びっくりするほどストレートに百合でしたね! 百合の三角関係だったね! 百合って男性向けが最近盛り上がっているだけであって何も新しいもんではないよな。典子と寿利のビジュアルが何故かそれぞれアイマス雪歩と響になっていた。でも典子はもっと肉感的なので雪歩じゃ足りないな。笑
 主要登場人物たちのの手記形式。「御厨典子の日記」ってしないで「典子」だけで区切ればよかったんじゃないかなー。日付が入ってる以外、ただの一人称だし。そんなこと言ったら手記モノほとんど非手記になってしまうけど。私が手記モノに苦手意識を持っているだけだけど。
 主要登場人物以外の人が全然出てこないので、ものすごい狭い世界の中で起こっている感じがある。本格ミステリって基本そうだよね。ミステリからしばらく離れているから久々に読んだわ、こういうクローズドな雰囲気の本。最初はあまりに皆の利害が一致しすぎて全員グルでしただったらどうしようと思ったけど、さすがに違って、早い段階で読者に真相を気付かせヤキモキさせるタイプの本だった(私は多分遅い方だけど)。典子がハッとするとこの描写が好きでした。
しかし典子さん罪な女ねあんた! 何人の人生を狂わせたのよ!笑
| ミステリ・エンタテイメント | 20:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
海堂尊『チーム・バチスタの栄光』  ★★★☆
東城大学医学部付属病院では、心臓移植の代替手術であるバチスタ手術の専門チーム「チーム・バチスタ」を作り、次々に成功を収めていた。ところが今、三例続けて術中死が発生している。しかも次は、海外からのゲリラ少年兵士が患者ということもあり、マスコミの注目を集めている。そこで内部調査の役目を押し付けられたのが、神経内科教室の万年講師で、不定愁訴外来責任者・田口と、厚生労働省の変人役人・白鳥だった……。(Amazon)

 久々に読み返してみた。小説の文章としては下手だけど、やっぱり面白いんだよなー。大森望が言ってるように、キャラクターの力がすごい。シリーズ全体で見ると、チーム・バチスタとジェネラル・ルージュが一番うまく行ってると思う。
| ミステリ・エンタテイメント | 20:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
時雨沢恵一『キノの旅』  ★★
「何だ?」キノが『フルート』を構えてスコープを覗いて、今いる丘の上から地平線を見下ろします。しばらくして、ようやくそれが何か分かりました。大量の土煙を生み出していたのは、大地を埋め尽くすような大型動物の大群でした。大きく太い体と頑丈そうな四肢を持つ、鈍い灰色をした草食動物です。「この辺に住むサイの一種、だね。水が欲しくて集団で移動中なんだよ」エルメスが言いました。灰色のサイの群は、何千頭、または何万頭いるのか分かりませんが、濁流のような密集度と勢いで大地を進んできます。その進む先には―「あ…」『フルート』を向けたキノが、声を漏らしました(「この世界の話・b」)他全11話収録。(Amazon)

 いつもの感じ。
| ライトノベル | 20:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
月本洋『日本人の脳に主語はいらない』  ★★★★☆
英語で“I love you.”とは言っても、日本人は決して「私はあなたを愛している」などとは言わない。「雨が降る」を英語で言うと、“It rains.”のように「仮主語」が必要になる。―これはどうしてか?人工知能研究と脳科学の立場から、言語について実験と分析を重ねてきた著者が発見した新事実。それは、日本語の音声がもつ特徴と、主語を必要としない脳の構造とが、非常に密接な関係にあることだった。斬新な視点による分析と、工夫をこらした実験、先行研究への広範な検討を重ねて、主語をめぐる長年の論争に大きな一石を投じる、衝撃の書。(Amazon)

 すごい面白かった。中身はマジでタイトルのまんまだぞ。笑 難しくもなければ長い本でもないので自他認知やミラーニューロン(アンドロイドネタに繋がる)や、言語系が好きな人にはおすすめ。これからの研究にも期待。以下読みながらの抜き書き。
 何らかの動作をイメージすること=その動作をするときと同部位を活性化させること、っていうのはどうしてこんなにときめくのかしらねえ。猫や犬といったものをイメージするときは眼球が、暗算をするときには眼球や聴神経が、仮想的身体運動をするらしい。
  著者の考えによれば「人間は言葉を理解するときに、仮想的身体運動でイメージを作り、理解している」、ゆえに「人間並みの知能を実現するには『身体』が必要である」。想像するには神経回路さえあればいいので、身体は不要なのでは? に対する答えはノーである。「神経回路として存在するには、絶えず皮膚や筋肉を通して外界と相互作用をし続けなければならない。それがなくなれば神経回路は衰退し、場合によっては死滅する」。ふわあああ! アンドロイドから身体を奪うということがどういう行為なのかこれでお分かりかね! 身体を奪って何のフィードバックも得られない小さな箱に閉じ込めることにより、じわじわと衰退していくアンドロイドの擬似神経回路を、複雑な思いで見届けるSFパラレルが読みたくなってきた。初期には「何故私は殺されねばならないのです」とか呟いたりして、でも自分の声聞こえないのね。
 主語強要言語は、英語、独語、仏語、ロマンシュ語、オランダ語、スカンジナビア言語だけらしい。その他は全て主語非強要言語だとか。日本語のように主語を必ずしも必要としない言語は実はマジョリティだったのね。フランス語だって発音さえああじゃなければ主語要らないのにね。しかるに日本語の小説を翻訳するときは主語をくっつけねばならなくなるのだが、『伊豆の踊子』英語訳・中国語訳では主語「踊子」を補うべきところに「私」が入ってたりするらしいww 日本語で読めば一目瞭然なのにw
 日本語文法にしたって色んな種類があるし(学校で教えられるのは橋本文法というらしい)、そもそも主語を認める立場と主語を認めない立場がある。家庭教師してるときに結構苦労したけど、大体からして決まってないんじゃ仕方ないなあ。「主語」というのは明治時代に英語のsubjectの訳語として作られた言葉であり、subject自体には主語という意味も主体という意味もある。あるいはそれらの区別がない。明治維新以降、日本は日本語を多言語と比較し、大きく改変してきたので、明治の前後では全然違う、らしい。そうだよね、句点だって明治まではなかったんだもんね……句点と読点なら句点の方が先にありそうなもんなのにね。古文漢文やってても句読点打ってあったから(多分)そんなの気にしたことなかった。
 本書は日本語やポリネシア語といった母音語(すべての単語が母音で終わる)話者の脳と、英語に代表される子音語の話者の脳では、母音を聞いたときに反応する場所が違うため、結果的に子音語は主語を必要とするんだよーいう話をなるべく噛み砕いて伝えてくれたのだが、それじゃあ日本語がハイコンテキスト、英語やスカンジナビア語がローコンテキストな言語なのは、文化云々っていうより母音を重要視する言語か否かで決まってしまうの? 子音語はそもそも客観視に向いてる言語ってことになるわよね? という感じでとっても面白かったです。
 この著者、そのものずばり『ロボットのこころ』という本を出しているのでそっちも読んでみる。……あんたこれ以上アンドロイドネタ作ってどうするつもりなんですかー! 消えたの合わせていくつ書いたと思ってるんですか!
| 心理・言語 | 20:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
高濱桂一『死者に聴く 現場からの法医学』  ★☆
いつ、どのようにして死んだのだろう?死者と法医学の対話。興味津津の10話。 第1章 死体を見て、その人がいつ頃死んだのかは、どうすれば分かるのだろうか? 第2章 人は首を締められると、何故、死ぬのだろうか? 第3章 水中死体がある時は浮上し、ある時は浮上しないのはなぜか? 第4章 火災で人体が骨になるまで燃え続けないのはなぜだろうか? 第5章 前に倒れるか。後ろに倒れるか―刺創はどうして判断が難しくなるのだろうか? 第6章 飲酒が人の死に原因になる場合と、ならない場合はどのように見分けるのだろうか? 第7章 農薬には、農業で使う以外にどんな使われ方があるのだろうか? 第8章 交通事故は利便性と引き換えに人間に課せられたペナルティではないか? 第9章 自殺が増え続ける社会とはいったいどんな社会なのだろうか? 第10章 法医学―わが生涯の、されど苦渋の学問(Amazon)

 法医学の実例について語ってくれるのはいいんだが、枕や締めの部分でマッチョ・シスヘテロ・過去憧憬全開で、読むのがしんどかった。生命の根源的な存在である女に比べたら男ってのはしょうがない生き物だよ、分かっておくれよ、みたいな「男ですみません」CMメンタリティをものすごく感じた。女性に母性を押し付けるのはやめて黙れと言いたい。
 しょっぱなからウジ虫の湧く死体に手を突っ込む話で笑ったww いいですね……法医学者エッセイは三冊目ですけど皆ちがって皆いいですよ……。食文化と海の幸を前置きにして、海に囲まれた日本では海絡みの死体も多くてですね、と話を展開していくところは好感が持てる。笑
| ノンフィクション | 20:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
支倉逸人『検死秘録 法医学者の「司法解剖ファイル」から』  ★★
地下鉄サリン事件、有名人の変死、乳幼児突然死症候群、他殺か、自殺か-包丁が刺さった焼死体…。法医学の権威が初めて明かす真実。死因判定の極意・舞台裏がわかる一冊。(Amazon)

 十年前の本だし作者が結構な年なので、あんま原稿の参考にはならないかなあと思っていたけど、ちょこちょこ面白いネタがあります。
「首を切断するのは手足を切断するより容易だ。首の頚椎は横に積み重なっている骨だから、その骨の間を切れば比較的簡単に切れる。これに対して、手足の骨を切るのはかなりむずかしい」ふむふむ。推理小説好きだった者としてはときめきますな。
 血液型占いの発端はWW1なのかw マケドニアに集結した各国軍人の血液型を調べたら、人種によって分布傾向が異なり、欧州では北に行くほどAが多く、南に行けばOが増え、東はBが多いという傾向が出た。当時の血液型研究の中心はドイツで、ドイツはAが多かったから、「Aが多いほど優秀な人種、Bは劣等」と言い出した。欧州と比べてBが多い日本はこれがおもしろくなくて、「血液型は優劣ではなく、性格や気質を決めてるんだ」という論文が出てきたとのこと。血液型占いがさも真実のように語ってくる人には困惑するよねえ、うちの伯母だけど。
 日本でSIDS(Sudden infantile Death Syndrome)が少ないのは添い寝の習慣があるのが一因と考えられる、「欧米では乳幼児でも子供部屋に寝かせて親は添い寝はしないのが原則」って何からきてるんだろう。欧米からしたら添い寝習慣が不思議なんだろうな。ちなみにトルコ人は添い寝をするようだ。笑
| ノンフィクション | 20:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
海堂尊『イノセント・ゲリラの祝祭』  ★★☆
映画化、テレビドラマ化もされた第4回『このミス』大賞受賞作の『チーム・バチスタの栄光』は累計320万部突破、続編の『ナイチンゲールの沈黙』も140万部を突破し、驚異の新人と謳われる海堂尊。彼の原点でもある「田口・白鳥シリーズ」の最新刊がいよいよ登場です! 今回の舞台は厚生労働省。なんと、窓際医師の田口が、ロジカルモンスター白鳥の本丸・医療事故調査委員会に殴り込み!? グズグズな医療行政を田口・白鳥コンビは変えることができるのか……。1年半ぶりに戻ってきた彼らの活躍にご期待ください。(Amazon)

 久々に読み返した。しかし小説と呼ぶにはずいぶんな本だなあw 形式よりも主張が先にありすぎる。今までのシリーズでキャラを立たせてきたからこそで、いきなりこんなんは無理だよな。田口の一人称と不特定多数の三人称背後霊視点が混ざってるしw ……これはいつもか? まあ面白ければ何でも許されるんだろうけど。これが面白いかと言われたら、首を縦に振りかねるけど。
 あとはチーム・バチスタの病理医描写を見て想像膨らますよ。入門病理学なんて本も一応予約してみたが、妄想の燃料にはならなさそう。笑
| ミステリ・エンタテイメント | 20:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
岩瀬博太郎『法医学者、死者と語る』  ★★★
不審死続出!なんと6人に1人が、本当の死因がわからないまま葬られている。壊れたニッポン社会と闘う、孤高の司法解剖医、衝撃のリアル。(Amazon)

 あとがきで文章苦手ですと仰ってるからか、書き下ろしっぽいのに系統だった章立てはなくて、雑誌連載のコラムをまとめましたみたいな体裁(実際そうなのかしら?)。日本は解剖率が低すぎって、主に海堂尊経由で散々聞いているけれど、各都道府県で司法解剖してる法医学「教室」が一つ(もしかしたら一人)機能してればいい方、てなレベルなのか……? 監察医は東京大阪名古屋等のでかい都市にしかない上、司法解剖やってる監察医務院は東京だけっぽいし。著者が千葉大赴任した当初は出刃包丁で解剖してました、ってのもまたすごい話で。
 ネタ的にはとても参考になったけれど、教授になるもっと前、20代後半あたりはどうなってるのかが知りたいよw 何してんの? アカデミックな世界は謎だらけだぜ。
| ノンフィクション | 20:10 | comments(0) | trackbacks(0) |