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  • 三浦しをん『舟を編む』  ★★
    藍色 (10/06)
  • 松浦理英子『裏ヴァージョン』  ★★★★★
    マリ (06/13)
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  • ポール・オースター『幽霊たち』  ★★★★
    マリ (01/21)
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    渋谷の帝王 (11/04)
  • ジェイ・イングラム『そうだったのか! 見慣れたものに隠された科学』  ★★★★
    マリ (10/27)
  • ジェイ・イングラム『そうだったのか! 見慣れたものに隠された科学』  ★★★★
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  • 東川篤哉『密室に向かって撃て!』  ★★★
    hirose (11/17)
  • 金森修『サイエンス・ウォーズ』  ★★★★
    マリ (06/19)
  • 金森修『サイエンス・ウォーズ』  ★★★★
    Skywriter (02/06)
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Memoria de los libros preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります
星の数は気分なのであてになりません
江國香織『薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木』  ★★★★
情熱。ため息。絶望…でも、やっぱりまた誰かを好きになってしまう!恋愛は世界を循環するエネルギー。日常というフィールドを舞台に、かろやかに、大胆に、きょうも恋をする女たち。主婦。フラワーショップのオーナー、モデル、OL、編集者…etc.9人の女性たちの恋と、愛と、情事とを、ソフィスティケイトされたタッチで描く「恋愛運動小説」。(Amazon)

 初読だな。個人的に不倫ものはあまり好きでないので、特にれいこ周りはうーと思いながら読みましたが、この本の衿や他の本の……あの姉妹モノの姉みたいに、うまく妊娠して女たちのあいだで育てて行く系のエピソードは素敵な夢物語だと思う。笑
 しかしよくこうひらひらと視点を変えながら、神視点でもないのに違和感なく書くことができるよなあ。文章も無駄ないきみがなくてすごいなー。すごいねー(しみじみ)
 江國さんの本は半分くらい読んだのではとWikipediaを見たら長編はほとんど読んだんだな。原稿に使ってたからか。残念ながらまったく影響を受けられませんでしたけど。好きな本だけ集めてちゃんと読むかな……。
| 恋愛小説 | 22:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
津原泰水『赤い竪琴』  ★★★★☆
 いつ読んでも毎回泣くんだけど、今回は「仕事なんて(中略)一時的にスランプにおちいったって、本人がしあわせな気分だったら、いずれ克服できるでしょって私思うんです」と瑞枝ちゃんの言うくだりで泣きました。心の鏡だなw
| 恋愛小説 | 21:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
佐々木丸美『雪の断章』  ★★★★
伝説の作家・佐々木丸美の作品集「佐々木丸美コレクション」第1弾!
天涯孤独の少女・飛鳥は雪降る札幌で青年・祐也と出会い、彼に育てられる。
2人の運命と苦しいほどの愛を描いた珠玉の名作がついに復刊!(Amazon)

 読み始めたらつい読み切ってしまった。足長おじさんと結婚する話だった笑 昨日『私の男』の話をしてたからタイムリーだなと思いながら読んだ。22歳7歳で暮らし始め、33歳18歳くらいでゴールインか。まあ私は断然史郎くん派なのでこのラストにはやりきれない。
 いつも同じことを書いている人らしいから、たぶん他も足長おじさん的な話なのだろう。せめて二十歳まで待たないかと言いたくなるが、時代も時代だからな。見込みがないならさっさと転職しろよと言えない雰囲気だった。とか何とか言いつつ私は足長おじさんの原典を読んだことがありません。この小説では孤児7歳を会社員22歳が引き取って二人暮らしを始めるんだけど、最初のうちは「子供がやるべきじゃない」と家事をさせなかったのが、高校進学にあたって「家のことはお前に全て任せようと思う」となったので、突っ込みたくなった。
 女性が結婚したら仕事も大学も辞めて男様の世話をしなければいけない時代をひしひしと感じました。少しでも未来に生まれることができてよかったです。中途半端に古い小説を読むのはここが一番のネックになる。1975年刊行か。ほんの40年前にはこんな社会でしたか。この調子で40年後には日本のジェンダーフリーが達成されているといいね☆
 話としては面白かったけど飛鳥と祐也さんの主人公カップルに一ミリも萌えられなかったから負けだ。
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| 恋愛小説 | 23:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
江國香織『なつのひかり』  ★★★
「私」は来週21歳。ウェイトレスとバーの歌手という、2つのアルバイトをしている。「年齢こそ三つちがうが双生児のような」兄がいて、兄には、美しい妻と幼い娘、そして50代の愛人がいる…。ある朝、逃げたやどかりを捜して隣の男の子がやって来たときから、奇妙な夏の日々が始まった―。私と兄をめぐって、現実と幻想が交錯、不思議な物語が紡がれて行く。シュールな切なさと、失われた幸福感に満ちた秀作。(Amazon)

 すこしふしぎ系だった。さらっと愛人を描くところは割と好きだが、今回は両者が合意しているから余計にいいね。女複数人で一人の男をさらっと共有してるのは好きなんだよ。男が金と権力で複数の女を所有してたり、男複数人で一人の女を共有してるのは嫌いだけど。笑
 江國さんの女性視点における男兄弟に対する夢想感はすごい。けどよく考えたら女姉妹もあまり現実味がなかった。江國さんは妹がいるだけなのかな。エッセイには作家問わず興味がないので人となりがわからん。と言ってたら妹が一人だと教えてもらいました。納得。
| 恋愛小説 | 21:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
山田詠美『無銭優雅』  ★★
友人と花屋を経営する斎藤慈雨と、古い日本家屋にひとり棲みの予備校講師・北村栄。お金をかけなくとも、二人で共有する時間は、“世にも簡素な天国”になる。「心中する前の心持ちで、つき合っていかないか?」。人生の後半に始めた恋に勤しむ二人は今、死という代物に、世界で一番身勝手な価値を与えている―。恋愛小説の新たなる金字塔。(Amazon)

 だらっとした長編。わるくない。すごく面白くもない。
| 恋愛小説 | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
山田詠美『放課後の音符』  ★★★
大人でも子供でもない、どっちつかずのもどかしい時間。まだ、恋の匂いにも揺れる17歳の日々―。背伸びした恋。心の中で発酵してきた甘い感情。片思いのまま終ってしまった憧れ。好きな人のいない放課後なんてつまらない。授業が終った放課後、17歳の感性がさまざまな音符となり、私たちだけにパステル調の旋律を奏でてくれる…。女子高生の心象を繊細に綴る8編の恋愛小説。(Amazon)

 10年ぶりくらいの再読か。リアルに女子高生のころ読んだ。中身は全部忘れているけどこの語り口懐かしい。平凡自認のある語り手が、憧れの女性に評価されることによって、あら私は平凡ではないのかしらとアピられる短編集。
 山田詠美もよしもとばななも、女性の台詞が徹底して女性口調だよなー。私は好意的な立場だけど(自分も使うし)、あまりに連発されるとさすがに食傷するなあ。山田詠美のいいとこは、モノローグが多くて台詞の少ない短編がたくさんあるところ。しかし丁寧語の地の文も結構多くて、それらはあんまり好きじゃない(原稿の役には立たない)。話としては『風葬の教室』がとても好き。
| 恋愛小説 | 23:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
森奈津子『踊るギムナシウム』  ★★★
性愛の夢想人が贈る、笑撃のゲイ・コメディ短編集。官能シーン皆無。エロい会話はあっても、エロバカに徹し、コメディとして楽しめる一冊。萩尾望都のギムナジウム物のオマージュである表題作ほか3編収録。(Amazon)

 最後に収録されてる表題作を読んでいるが、どれもこれもぶっ飛んでいてあっぱれ! としか言いようがない。森さんの本は基本あっぱれだよな……。最後までおバカな短篇集であった(褒め言葉)
| 恋愛小説 | 23:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
本多孝好『真夜中の五分前』Side-A,B  ★☆
少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のかすみ。彼女が秘密の恋を打ち明けたとき、現実は思いもよらぬ世界へ僕を押しやった。洒落た語りも魅力的な、side‐Aから始まる新感覚の恋愛小説。偶然の出会いが運命の環を廻し、愛の奇蹟を奏で出す。(Amazon)

 この人の出した中でも一、二を争ういけ好かない話。この頃流行った無気力主人公(……というわけでもないか、ハードボイルド系は結構な確率でこんなだったりするもんな)には食傷ですよ。五年以上前の本だけど。私は春樹を数冊しか読んでないけど、ノルウェイの森のいけ好かないエッセンスをもう少し軽めに散りばめました、みたいな。長編じゃなかったら多少評価は上がったかもしれない。
 この作者の頭の中には、色気のないキャリアウーマン・個性のないOL・家庭的な主婦、の三種類しか大人の女性像はないのでしょうか。あとは遊女?
| 恋愛小説 | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
中山可穂『深爪』  ★★
中山 可穂
朝日新聞社
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(2000-07)

あなたを壊さないように、あなたの家族を壊さないように、そっとあなたを愛します…。これも不倫というのだろうか? 夫・妻・妻の愛人(女)の三角関係がつむぎだす運命の螺旋。連作小説集。

 うむー。というのは、最後の親権譲渡について。あそこは最後まで粘ってほしかったなあと思ってしまうな。男親がシングルファザーになるのと、女親がなるのとでは、やはり男親の方が苦労する局面が多いのだろうけど。
 中山さんの結婚ネタは、大体夫側の両親が(将来的には)同居を望んでいるのが読んでてしんどいなあ。最近の同居事情ってどうなってるんだろうか。うちの両親はお前の世話になるのなんて御免だと言うけど、更に高齢になったら変わるんだろうか。そいやうちの祖母は両方とも長男と同居だわ。まあ祖父母世代までは土地があったり家があったりで同居という話になりやすいんだろうが、両親世代は郊外の一戸建てやマンションだからなあ。いずれ実家は引き払って二人サイズの賃貸に移る予定だよ、ってなるよなあ。実家がなくなってしまうのは寂しいけど。
 全然小説への感想じゃなかった。この本は、中性的な独身女性/「女性」らしい人妻/妻を女に取られた夫、の三人視点の連作短編で、基本は過去を語る文体。過去語り(手記系とか)って自分で書いててもやりやすいんだけど、同人的な萌えを表現するにはあまり向かない気がして、……上手く言えないけど、今まさにラブが生まれている瞬間なんだよ! ってふうな現代時制が個人的には一番萌える……というか盛り上がりやすいというか……私はクライマックスっぽいシーンでは無意識的に現代時制を使うようになってるけど、下手くそなので割と常に困っている状態である。
 中山さんの「セックスを拒まれて逆上する夫」描写には割と恐怖を感じる。「手で処理をしてあげる妻」にも。独身女性が人妻と性愛関係に陥る→人妻が夫とのセックスを拒む→夫しばらくは耐えるもいい加減にしろよ、俺たちは夫婦なんだぞ、お前としかしたくないんだと切れる→妻は手や口で処理をしてあげるか、時には半ばレイプのようなセックス。いやあ恐ろしいですわ。DVだわ。
 あと、何故三点リーダ1つ使用がデフォルトなのか。木原音瀬じゃないんだからw いつも普通に2つで書いてるのに、何でこの本だけ1つなんだろう。
| 恋愛小説 | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
中山可穂『悲歌』  ★★★
中山 可穂
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,575
(2009-09-18)

骨に染みいり血が滲む、絶壁のような険しい孤独。追い詰められた魂。私は愛してはいけない人を愛してしまったのか――。能楽のストーリーにインスパイアされた物語3篇をつむぐ傑作恋愛小説集!(Amazon)

 三つの短編の中では「蝉丸」が一番好きだけど、博雅が蝉丸を選ぶラストも良いのだけど、片方が結婚という枠に入ってからどうこうなるのはさ……もう不倫ネタは読むのがしんどいわ……。不倫じゃなくてただの三角関係なら素直に楽しめるのに。
「定家」。忍ぶ恋、既婚者と独身者、で仲の良い男性二人が出てきたらそいつらがデキていると思うじゃないですか……!! 何で独身者と既婚者の妻なんですか! 何で! 女同士の不倫ものも男女の不倫ものも書いているのだから、そろそろ男同士の不倫ものも一つ……無理か。つうか何で不倫にこだわっているんだ。
 しかし中山さんの恋愛至上主義っぷりは見ていて「……うん!」ってなるほど至上主義ですねえ。
| 恋愛小説 | 23:42 | comments(0) | trackbacks(0) |