Calendar
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< December 2019 >>
Blog&Myself
Selected Entries
Categories
Recent Comments
  • 三浦しをん『舟を編む』  ★★
    藍色 (10/06)
  • 松浦理英子『裏ヴァージョン』  ★★★★★
    マリ (06/13)
  • 松浦理英子『裏ヴァージョン』  ★★★★★
    マリ姉 (04/30)
  • ポール・オースター『幽霊たち』  ★★★★
    マリ (01/21)
  • ポール・オースター『幽霊たち』  ★★★★
    渋谷の帝王 (11/04)
  • ジェイ・イングラム『そうだったのか! 見慣れたものに隠された科学』  ★★★★
    マリ (10/27)
  • ジェイ・イングラム『そうだったのか! 見慣れたものに隠された科学』  ★★★★
    Skywriter (09/12)
  • 東川篤哉『密室に向かって撃て!』  ★★★
    hirose (11/17)
  • 金森修『サイエンス・ウォーズ』  ★★★★
    マリ (06/19)
  • 金森修『サイエンス・ウォーズ』  ★★★★
    Skywriter (02/06)
Archieves
Links
Others

Memoria de los libros preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります
星の数は気分なのであてになりません
J.K.ローリング『ハリー・ポッターと死の秘法』  ★★★★☆
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
松岡 佑子
 7月31日、17歳の誕生日に、母親の血の護りが消える。「不死鳥の騎士団」に護衛されて飛び立つハリー、そして続くロンとハーマイオニー。ダンブルドアの遺品を手がかりに、彼らの旅が続く。その先にある戦いは…。(Amazon)

 冒頭だけ読もうと思ったら全部読んでいた。それくらい目の離せない面白さでした。ほぼ十年かけて完結したんだもんなー。すごいよなあ。これだけの分量をまとめきるのは単純にすごいと思う。段々ヘビーになってって読むのがしんどかったけど。正直しばらく読み返したくないくらい、最終巻もしんどかったけど。明らかになっていく謎がまたひどい。ほんとハリーはよく頑張ったよ……。
 このシリーズ、登場人物のほとんどに対して最低一度はイラッとさせられるとこがすごい。ハリーとロンが特にそうだね。ハーマイオニーは後半ひたすらいい子だったけど、ハリロンは……ロンなんて最終巻が一番ひどかったし……(笑)私がイラッとしなかったの双子くらいだ。溜息。
 ここまでばったばった人が死ななくてもよかったんじゃ、とは思う。せっかく色んな意味でファンタジーなんだもの。十年も読んでいると、キャラクターが自分の中で生きてるわけですよ。死んだ人の周囲が、これからどんな思いをして生きていくのか、そういうのを考えるとひたすら辛い。
続きを読む >>
| 怪奇幻想 | 21:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
津原泰水『少年トレチア』  ★★★
少年トレチア (集英社文庫)
少年トレチア (集英社文庫)
津原 泰水
 某作家が「好きな作家がいるなら前作読破して分析しなさい」と言っていたので好きな作家誰だろうと考えていて、津原さんは好きだと思ったので読みあぐねていたホラーも借りてみた。グロテスクでした。
 都市のまどろみが生んだ欲望と邪悪の怪物! 混沌と邪悪の都市に生息する彼らは、殺戮と暴力の幻想と現実の狭間を漂っている。サテライトを巡る風聞、謎、「何か」の存在が、曼陀羅のように結び合い創り出したものとは!?(Amazon)

 哺乳類・鳥類あたりが殺されるのが一番堪える、人間なら別に大丈夫、と思っていたけどとても痛かったです。描写が。徒に人間以外の動物を殺すのと人間を殺すのでは、抱く嫌悪感の質が全く違うんだけど、人間の場合描写をそのまま自分にうつしとってしまうから嫌悪というか悪寒、気持ち悪さが湧くんだよね。動物の場合はひたすら純粋につらいのでできれば読みたくないクラスです。
 『妖都』は最後の方が唐突でこれからって時に終わってしまったので理不尽だ! と思ったんだけど、今回は全体が良く見えたので満足です。幻想小説は読まないからセオリーがわからん。そんなものがないから幻想か。
 津原さんは文章(特に漢字表記)のこだわりが見えるから好きだ。怪奇幻想小説より、ミステリや恋愛・耽美の方が素直に楽しめるのでそっちメインで読んでいきたいよ(笑)めぼしいものは読んでしまったけど。
 萩尾望都の解説でちょっと癒されました。てか表紙が萩尾望都じゃなかったら思い切らなかったかも。
| 怪奇幻想 | 01:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
津原泰水『ピカルディの薔薇』  ★★★★☆
ピカルディの薔薇
ピカルディの薔薇
津原 泰水
 大変おいしゅうございました。手に取ったときは薄いし字が小さくて、もっと読みたいよ〜とがっかりしたんだけど、中身が濃いから満足。
 頑迷な男を襲う白昼夢。(「夕化粧」)人形作家の恐るべき新作。(「ピカルディの薔薇」)鳥を彩る伝説の真相。(「籠中花」)饒舌に語られる凄絶な食。(「フルーツ白玉」)稲生武太夫伝説への硬質なるオマージュ。(「夢三十夜」)未来を覗ける切符の対価。(「甘い風」)猿渡の祖父が見た彼の幻の都。(「新京異聞」)江戸川乱歩、中井英夫の直系が紡ぐ、倦怠と残酷の悲喜劇。(Amazon)
 たまに時系列が錯綜するせいか、読んでいて自分がどこにいるのかわからなくなることがあります。今はどこ? と。私の理解力が足りないせいなのか、そういう仕掛けなのか。
 一つだけ言うとしたら、もっと伯爵を出してください……!
| 怪奇幻想 | 00:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
津原泰水『蘆屋家の崩壊』  ★★★★☆
蘆屋家の崩壊
蘆屋家の崩壊
津原 泰水
 図書館の棚を総当りしていたところ『エロチカ』(ええ題名だけで手に取りましたともw)というアンソロジーに津原さんの名前が。わかったー今私が求めているのはこの人だ! ということで嬉々として「つ」の棚を漁ると結構揃っている。中でも本書に惹かれるところがあったので借りてきました。そしたらビンゴ! ふらりと借りた本が欲求とぴったり噛みあうことほど嬉しいものはないですね! 気分がいい。
 無類の豆腐好きの「おれ」と怪奇作家の「伯爵」は旨い豆腐を求めて旅に出た。二人が行くところ、幻想地獄へと変貌する。ホラー小説界期待の新鋭が歯切れのいい文体で放つ、怪奇幻想にみちた第一創作集。(Amazon)
 エドガー・アラン・ポー『アッシャー家の崩壊』のパロらしいけど私は全く知りませんでした。猿渡さん(ひいては津原さん)は本に精通しているようですね。古事記くらいは読んでいるって。ちょっぴり齧ったので、ネタの宝庫だってのはわかる。やっぱり読まなくてはだね。
 食欲と恐怖は快楽と強固に結びついてますよね! 人間の根源的な感情だからかな。うまく絡み合わせることによって極上のエロスを演出(別に直接的エロス要素はありません)! あーいい、いいよいいよ……伯爵=井上雅彦、猿渡=津原さんと考えても素敵つまり二次と三次で楽しめる、と(笑)『ピカルディの薔薇』が続編だって知っていたら一緒に借りてきたのに!
| 怪奇幻想 | 21:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
道尾秀介『向日葵の咲かない夏』  ★★★☆
向日葵の咲かない夏
向日葵の咲かない夏
道尾 秀介
「ミチオ君も、みんなと同じだったんだね」
 ――そのとき、僕を襲った恐怖。
 自分がやっている、そのこと自体が、僕に与えた恐怖。自分自身に対する恐ろしさ。

「僕だけじゃない。誰だって、自分の物語の中にいるじゃないか。自分だけの物語の中に。そして、その物語はいつだって、何かを隠そうとしてるし、何かを忘れようとしてるじゃないか」

 怖すぎるwww 他の作品もずっとこの調子だったら読みたくないくらいだ。ミステリ作家じゃないじゃんw ミステリはしてるけど私にとってはホラーだよ。でも一ページ読んだらあとは終わりまで止まらない。わざとらしく思わせぶりな描写入れるんだもの。「そのときはまだ」系の。見届けないと終われないじゃないか。
 明日から夏休みという終業式の日、小学校を休んだS君の家に寄った僕は、彼が家の中で首を吊っているのを発見する。慌てて学校に戻り、先生が警察と一緒に駆け付けてみると、なぜか死体は消えていた。「嘘じゃない。確かに見たんだ!」混乱する僕の前に、今度はS君の生まれ変わりと称するモノが現れ、訴えた。――僕は、殺されたんだ。半信半疑のまま、僕と妹・ミカはS君に言われるままに、真相を探る調査を開始した。(Amazon)
 全体的に狂ってますよ。人間の狂気って怖ろしい。この後味の悪さ、嫌いじゃないですけどね。麻耶と殊能のミステリーランドに通じるところがあるな。
続きを読む >>
| 怪奇幻想 | 23:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
平山夢明『独白するユニバーサル横メルカトル』  ★★★
独白するユニバーサル横メルカトル
独白するユニバーサル横メルカトル
平山 夢明
 このミスで一位だったので読んでみたのですが、うーん私にはそこまで魅力はわからなかったなあ。ホラー読みではないからな。グロいのもあまり好きじゃないしな(なら読むな!笑)。短篇集ですが最初の話が一番怖かったです。心理的に。怖いし好きだった。 
| 怪奇幻想 | 00:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
森見登美彦『きつねのはなし』  ★★★★
きつねのはなし
きつねのはなし
森見 登美彦
 ファンタジーとホラーの中間くらいかな。読後はもやもやした気配に襲われてしょうがないです。すっきりしたいよー。ミステリ寄りの人間としてはきちんと全てを解き明かしてほしい!笑 そうしたら物語が台無しだってわかっていても……すっきりしたい。
 京の骨董店を舞台に現代の「百物語」の幕が開く。注目の俊英が放つ驚愕の新作。細長く薄気味悪い座敷に棲む狐面の男。闇と夜の狭間のような仄暗い空間で囁かれた奇妙な取引。私が差し出したものは、そして失ったものは、あれは何だったのか。さらに次々起こる怪異の結末は――。端整な筆致で紡がれ、妖しくも美しい幻燈に彩られた奇譚集。(Amazon)
 淡々と綴られる文章はすごく素敵だった。静かな空気が伝わってくる。連作短篇集なんですが、四つある話は全てにおいて男性の一人称「私」で語られる。「私」って言われると女性みたいだけど、どうも男性らしい。
 ああ謎多き本でした。よかったです。
| 怪奇幻想 | 01:11 | comments(4) | trackbacks(1) |
飯田譲治・梓河人『アナン(下)』  ★★★★
アナン〈下〉
アナン〈下〉
飯田 譲治, 梓 河人
| 怪奇幻想 | 10:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
飯田譲治・梓河人『アナン(上)』  ★★★★
アナン〈上〉
アナン〈上〉
飯田 譲治, 梓 河人
| 怪奇幻想 | 10:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
津原泰水『妖都』  ★★☆
妖都
妖都
津原 泰水
 空空しいほど無邪気な口調でいい、彼は右手を自身の左胸にあてがった。
 ゆっくりと愛撫するように、それを腹部へとすべらせる。
 指先から目が離せない。繁貞は動揺を感じた。
 少年の骨ばった指は躯のわりにどれも長く、男性的というほどではないが、歳相応の意志や厳しさを感じさせる。

 エロー!(そこ?)
 死者”が東京に増殖し、街に自殺者が溢れ始めたのは、CRISISのヴォーカリスト、チェシャが自殺してからのこと。両性具有と噂された美しく妖しい彼が遺した歌「妖都」は、ヒットチャートを上昇中。“死者”が見える少女たちを取り巻く恐怖と加速する謎。明らかになる巨大な真実。世界をも震撼させる怪奇幻想小説の傑作。(ビーケーワン)
 私はこの作品にエロスを求めていたのでその点においてはかなり満足できた。アンドロギュノス、同性愛、近親相姦と各種取り揃えておりますみたいな。普通に男女がセックスしちゃうと健康的すぎてあまり官能に浸れないから、焦らしたり、直接の性交渉はなかったり、ちょっと異常な関係が好き。もちろんフィクションの上でだが。
 裏表紙では綾辻・小野夫婦など(他二人は未読)著名な作家が大絶賛している。帯とかじゃなくて! そんなに褒め称えたかったのか。「純粋なホラー小説」だなんて知らずに借りたよ。そんな本を真夜中に読み返して恐くなったりしているわけです。
 確かに感性や眼差しにはうっとりしたけれど、やはり最後がなあ。私はきっちりとやってほしい人なので、消化不良の感が……。これでいい、って人もいるんだろうが、私はこれをうまく盛り上げておとしてくれたらもっといいと思う。
 エログロホラーの三点が揃っていて何かお徳感はある(笑)
 津原さんはこの作品が初ホラーだったのね。以前は少女小説家として30作あまりを世に送り出してきたとか。読んでみてえ。三冊読んで、今のとこ一番好きなのは『綺譚集』かな。あの中の「赤假面傳」みたいなのを読みたかったんだ、私は。
続きを読む >>
| 怪奇幻想 | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0) |