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  • 三浦しをん『舟を編む』  ★★
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  • 松浦理英子『裏ヴァージョン』  ★★★★★
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  • ジェイ・イングラム『そうだったのか! 見慣れたものに隠された科学』  ★★★★
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Memoria de los libros preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります
星の数は気分なのであてになりません
小林雅一『クラウドからAIへ』  ★★★★

秘書のように問いかけに応えるスマホ、自動運転車、ビッグデータ──。時代を読み解くキーワードは「クラウド」から「AI=人工知能」へ。人間が機械に合わせる時代から、機械が人間に合わせる時代が到来しつつある。IT、家電、自動車など各業界のAI開発競争の裏側を描きつつ、その可能性と未来に迫る。

 ちきりんさんのブログ記事が面白かったのでパラレルのネタに買った。面白い。パラレルをやるときは新書でもいいから関連の本を一冊読んどかないとダメだなと思った。(質に差はあれど)体系的にまとまった知識がほしいときは本を読むしかないんだよな。もちろん日常的にこの手のものを読んでおくのがベストなんだけどねー。学生時代にパラレルを書きやすかったのは小説以外もちゃんと読んでたからだ。あーあ。
 ボードゲームにおける人間VSコンピュータの図式なそんなに興味がないので居眠りしつつでした。人によるチューニングを入れるとかはドキドキしたけど。一番面白かったのはAI(あるいはIA)の歴史だなあ。チューリングテストに合格したソフトウェアがあったんじゃなかったっけ?  ほんとにサラッとしか読んでないけど、それでもネタになるし、この辺の大衆向け書籍を読みたくなるなあ。カーツワイル氏の本、読みたいけど買うのかと思うとちょっと手が出ない……図書館……母語の書籍が無料で読める図書館へのアクセスは文化的な生活を送るに不可欠だと思います……。

| 心理・言語・AI | 00:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
月本洋『日本人の脳に主語はいらない』  ★★★★☆
英語で“I love you.”とは言っても、日本人は決して「私はあなたを愛している」などとは言わない。「雨が降る」を英語で言うと、“It rains.”のように「仮主語」が必要になる。―これはどうしてか?人工知能研究と脳科学の立場から、言語について実験と分析を重ねてきた著者が発見した新事実。それは、日本語の音声がもつ特徴と、主語を必要としない脳の構造とが、非常に密接な関係にあることだった。斬新な視点による分析と、工夫をこらした実験、先行研究への広範な検討を重ねて、主語をめぐる長年の論争に大きな一石を投じる、衝撃の書。(Amazon)

 すごい面白かった。中身はマジでタイトルのまんまだぞ。笑 難しくもなければ長い本でもないので自他認知やミラーニューロン(アンドロイドネタに繋がる)や、言語系が好きな人にはおすすめ。これからの研究にも期待。以下読みながらの抜き書き。
 何らかの動作をイメージすること=その動作をするときと同部位を活性化させること、っていうのはどうしてこんなにときめくのかしらねえ。猫や犬といったものをイメージするときは眼球が、暗算をするときには眼球や聴神経が、仮想的身体運動をするらしい。
  著者の考えによれば「人間は言葉を理解するときに、仮想的身体運動でイメージを作り、理解している」、ゆえに「人間並みの知能を実現するには『身体』が必要である」。想像するには神経回路さえあればいいので、身体は不要なのでは? に対する答えはノーである。「神経回路として存在するには、絶えず皮膚や筋肉を通して外界と相互作用をし続けなければならない。それがなくなれば神経回路は衰退し、場合によっては死滅する」。ふわあああ! アンドロイドから身体を奪うということがどういう行為なのかこれでお分かりかね! 身体を奪って何のフィードバックも得られない小さな箱に閉じ込めることにより、じわじわと衰退していくアンドロイドの擬似神経回路を、複雑な思いで見届けるSFパラレルが読みたくなってきた。初期には「何故私は殺されねばならないのです」とか呟いたりして、でも自分の声聞こえないのね。
 主語強要言語は、英語、独語、仏語、ロマンシュ語、オランダ語、スカンジナビア言語だけらしい。その他は全て主語非強要言語だとか。日本語のように主語を必ずしも必要としない言語は実はマジョリティだったのね。フランス語だって発音さえああじゃなければ主語要らないのにね。しかるに日本語の小説を翻訳するときは主語をくっつけねばならなくなるのだが、『伊豆の踊子』英語訳・中国語訳では主語「踊子」を補うべきところに「私」が入ってたりするらしいww 日本語で読めば一目瞭然なのにw
 日本語文法にしたって色んな種類があるし(学校で教えられるのは橋本文法というらしい)、そもそも主語を認める立場と主語を認めない立場がある。家庭教師してるときに結構苦労したけど、大体からして決まってないんじゃ仕方ないなあ。「主語」というのは明治時代に英語のsubjectの訳語として作られた言葉であり、subject自体には主語という意味も主体という意味もある。あるいはそれらの区別がない。明治維新以降、日本は日本語を多言語と比較し、大きく改変してきたので、明治の前後では全然違う、らしい。そうだよね、句点だって明治まではなかったんだもんね……句点と読点なら句点の方が先にありそうなもんなのにね。古文漢文やってても句読点打ってあったから(多分)そんなの気にしたことなかった。
 本書は日本語やポリネシア語といった母音語(すべての単語が母音で終わる)話者の脳と、英語に代表される子音語の話者の脳では、母音を聞いたときに反応する場所が違うため、結果的に子音語は主語を必要とするんだよーいう話をなるべく噛み砕いて伝えてくれたのだが、それじゃあ日本語がハイコンテキスト、英語やスカンジナビア語がローコンテキストな言語なのは、文化云々っていうより母音を重要視する言語か否かで決まってしまうの? 子音語はそもそも客観視に向いてる言語ってことになるわよね? という感じでとっても面白かったです。
 この著者、そのものずばり『ロボットのこころ』という本を出しているのでそっちも読んでみる。……あんたこれ以上アンドロイドネタ作ってどうするつもりなんですかー! 消えたの合わせていくつ書いたと思ってるんですか!
| 心理・言語・AI | 20:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
米原万里『米原万里の「愛」の法則』  ★★★
米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F)
米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F)
米原 万里
 米原さんは私が憧れる女性像の筆頭です。膨大な知識と経験があるからこそ、すぱっと毒を吐けるんだろうなー。私もこんな人になりたい。
| 心理・言語・AI | 19:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
三中信宏『系統樹思考の世界』  ★★
系統樹思考の世界 (講談社現代新書)
系統樹思考の世界 (講談社現代新書)
三中 信宏
| 心理・言語・AI | 13:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
レナード・サックス『男の子の脳、女の子の脳』  ★★★★
男の子の脳、女の子の脳―こんなにちがう見え方、聞こえ方、学び方
男の子の脳、女の子の脳―こんなにちがう見え方、聞こえ方、学び方
レナード サックス, Leonard Sax, 谷川 漣
 子育て実用書ということで。
 女の子の目は質感や色彩をとらえ、男の子の目は位置や動きをとらえる。また声の聞こえ方、感情処理の仕方など、男の子と女の子では何もかもがちがう。脳の構造が男女で異なるうえ、発達の速さや順序がちがうため、大人より子どものほうが性差は大きい。本書は、性差を問わない子育て・教育が男女双方にとって損であることを示し、それぞれに効果的な教え方の例をあげる。また学力のみならず自尊心や意欲、性別にとらわれない価値観を育むうえでも男女別学のほうが利点が大きいと説く。共学校の人気が高い昨今、親と教育関係者にとって必読の一冊。(Amazon)
 我が家において男脳・女脳の法則がかなり当てはまっています。そうか、これは性格というよりは男女の生まれ持った差だったのか……。
 男子校・女子校に分けて教育をしていても、脳の性差を知らずに行ったって意味がないよねえ。男だけ、女だけのグループ間における絆、ってのはあるかもしれないけど、どうせなら学習面にも生かしてほしいものです。納得できる点が沢山あったから。
| 心理・言語・AI | 23:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
『心理学通になる本』
心理学通になる本―ふしぎなふしぎな人間のココロがだんだんわかる
心理学通になる本―ふしぎなふしぎな人間のココロがだんだんわかる
ビッグペン+サイコロジー研究会

 心理学を専攻する予定なので、極々たまにこんな本も読んでます。でも、先に読んだのも同じようなやつだったから大して新しい発見もなく。さらーっと心理学をさらうだけじゃ駄目ね。いや、フロイトの『夢判断』に挑戦しようとしてたんだけど、彼の全集はあまりに分厚くて字が小さかったから諦めたの。面白そうではあるが。
 心理学部に行きたい、というと必ずカウンセラーになるの? って訊かれる。違います。私は人の抱える悩みだとかストレスだとかに興味はあるけれど、誰かのそれを改善してあげたいとか思わないから。もともと受身体質なので話を聞くのは好きだけど、見知らぬ人の力にはなれそうにない。人見知りだし。大抵の友達は「お前に相談しても笑い飛ばされて、大丈夫大丈夫! で終わりそう」と言う。当たらずしも遠からず。所詮は人事。……てかさあ、臨床心理士の資格取るには院出なきゃなのよ! そんな金うちにはねえよ! 大学院楽しそうだけどさー。
 話が大分ずれている! んなわけで、私がやりたいのは認知とか知覚の方面。学習もいいかな。文系の中で理系に近い心理学の、更に理系に近い方。なのに『夢判断』? って感じだね。でも、心理学の本棚ってカウンセラー系のばっかりなんだもの。あとは本格的過ぎて理解難しいやつね。あれにもチャレンジしたんだよ、一応。ああいうことをしたいとは思うけど、読むの大変だ……!
 あ、あれ、本の感想じゃねえ。つまるところ、もう少し掘り下げた本を読もうと思ったのでした。終わり。
| 心理・言語・AI | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) |