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Memoria de los libros preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります
星の数は気分なのであてになりません
上野千鶴子『おひとりさまの老後』  ★★★
結婚していようがいまいが、だれでも最後はひとり。「これで安心して死ねるかしら」

 今更読んだ。出た当初話題になってたのは知ってたけど、かわいらしい表紙だったので上野さんだとは思わなかったのだ。全体的に、金のあるお一人様女性向けの内容。生涯シングルよりも離婚・死別シングル向けではないかな。
 出版当時に老後を考えている、今より結婚率の高い層に向けて書いたものであって、お金に余裕のない生涯シングル予備軍(私自身)をターゲットにしたもんじゃないもんね。年金の算段とかさ。自分が年金もらえるとは思えないしなあ。持家率の高さも、私らの世代じゃそこまでないだろ。
「一人を楽しむためにぽーんと家を買えばいいんですよ、1000万円あれば云々」て、さあ……。全体的に感覚が合わなかったな。「一人を経験したら雑魚寝には戻れない」「最低条件は自分だけの住まい」あたりは本当にその通りだと思ったけど、何にしても結構な金がいるのよね。彼女の主張する「人間一人暮らすのに最低でも60屐廚辰董36畳ですよ。それ、庶民の感覚とは大いにズレがあるのでは。私が今住んでるのは9畳の1Kで、ずっとこの広さだと物が増えたときに困るだろうけど、でも現時点ではあんまり不自由してないよ。
 生涯シングルで生きてくんだったらちゃんと稼がないと、ってのはその通りなので頑張りたいです(本にはそんなことは書いてありません)。
| フェミニズム | 01:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
斎藤美奈子『あほらし屋の鐘が鳴る』  ★★★★☆
 失楽園、もののけ姫、バイアグラ、ゴーマニズム宣言など、平成のおじさんたちの“勘違い”を、斎藤美奈子が「なにをゴチャゴチャゆうとんねん、あほらし屋の鐘が鳴るわ」とカーン。「女性誌探検隊」では、「an・an」から「暮しの手帖」まであまたある女性誌を俎上に、これまた的確なる情勢分析をほどこします。(Amazon)

 最高に面白いなwww この人に外れはないが。心が洗われるようだったw
 雑誌の連載コラムを一冊にまとめたものなので一つ一つが短く簡潔で読みやすく面白く、随分笑わせて頂きました。『失楽園』日記は噴飯ものだよ。『太陽の季節』ネタもあったよw 2000年代女性誌比較をやって本にまとめてほしいなー。
『テロリストのパラソル』およびハードボイルドは既に萌え対象に入っちゃってるからなあ、オヤジの夢というかオヤジ受けの夢でないかあれは(笑)主人公大抵総受け気味だし。男にモテ、女にもモテ、モテモテ……と脳裏に浮かぶのは北方謙三ブラディ・ドールシリーズの社長である。あのモテモテっぷりはすごい(もはや何の関係もないが、私は坂井と下村のリバを推奨していた)。ハードボイルドは男カタログですよ。ちょっとどうかと思うこともあるけどw
 これを読みながら、EDはお医者さんで治せますってCMできるんだから、コンドームで避妊ができますってCMも普通に流しておけばいいのにと思った。既に流れてたらごめん。
| フェミニズム | 22:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
『日本のフェミニズム6 セクシュアリティ』
 文化的・社会的に構築されたセクシュアリティは、現在どこまで揺らいだか。排他的で抑圧的な異性愛規範を踏み破り、自らのセクシュアリティを選択する人、性暴力被害の当事者、性産業で働く人の声が制度や法を動かし始めた。これまで聞かれることのなかった多様な声を収録。

 田嶋さんの靴の話読んでたら涙が滲んできたわー……今はさ、ヒールがなくてかわいい靴もサイズもたくさんあって、ヒール嫌いな私も特に困らず生きてきてるし、大足=女らしくない、って印象もそうないとは思うけど、つい数十年前はさ……足腰に相当の負担をかけてまで、女を「捨て」たくなければヒール履かなきゃいけなかったわけじゃない。纏足だよなあ。冒頭の子供時代のお絵かきの話(女の子を書くと無意識に足元がヒール)なんて、私でもそうだったよ。不思議に思いもしなかったよ。まったくなあ。内定式で「女の子はヒール慣れてるじゃん」って言ってきた男の子に抱いた殺意にも似た気持ちを思い出したわ。慣れてるんじゃないから、慣れざるをえないだけだから! 履かせてやりたいわ! はあ、ノーヒールの黒いパンプス買おうっと……。
 あと東南アジアの売春についての論文、読んでると非実在青年にかまけてる場合じゃねえだろって思うよな。自分の意思ではなく、でも生きるために売春を強いられてる少女らがいて、それを日本人も買っている、そういう状況に先に取り組むべきですよマジで。
 正当防衛で買春男性を殺してしまったホテトル嬢の判決はいつ見ても(何度か読んでんだよなこの本)ひどい。信じがたい。言葉が出ない。
| フェミニズム | 21:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
色川奈緒、深澤真紀『女のオカズ』
女のオカズ
女のオカズ
色川 奈緒,深澤 真紀
 セックス自慢よりオナニー自慢! 作家、漫画家、会社員、子持ち、バツイチ、シングル、バイセクシャルなど、20代から40代の女たち12人が、自分のオカズ(オナニーに使うネタ)を語る。(Amazon)

 休憩ラウンジ付近に新着図書棚があり、女性学っぽい軽めの本が並んでいるのでつい手に取り、読み切ってしまう(笑)岩井志麻子の子供時代すごすぎる。プールの中で穴に指をって、男性教諭逮捕されるだろ。男の子達に色々触られたってのも、ヤバイだろ。岩井さん……。対談に中村うさぎと森奈津子がでてるけどあまりオナニーについては喋ってなかったw 下着紛失ネタも面白かったが、せっかくだからもっと聞きたかったよ。
 本当にただのインタビューなので、読み応えとしては特にないです。でも女性がもっと気軽にオナニーの話を、という狙いは当たってるんじゃないかな。
 私は岩井さん派だ。
| フェミニズム | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
斉藤美奈子編『男女という制度』
男女という制度 (21世紀文学の創造)
男女という制度 (21世紀文学の創造)
 フェミニズムによって性とジェンダーのあり様は大きく変わった.私たちは「男」「女」をどのように見つめるのか.恋愛小説,エンターテインメント,教育,少年少女文学で変わりつつある「らしさ」の表現やストーリーの分析から,文学と美醜の関係,マンガやネット上で逆転し過酷に消費される男女イメージまで,具体的に現状を考える.(Amazon)

 斉藤さんが最初に述べている通り、難しいアカデミックな文章を操る人はおりません。誰にでも分かるような語り口で男女という制度、恋愛幻想やらハードボイルド小説のホモソーシャルやらについて書いてあります。何より川上弘美が書いてます。笑 あと藤野千夜も。場違いだって指摘もあるだろうが(実際内容的に他の人と大分違うし)、でも斉藤さんが読みやすさを付加したかったんならいいんじゃないかなあ。
 個人的に白かったのは、「文学は美醜をどう描いてきたか」「ジャンル小説の文法」「ポスト「少女小説」の現在」。
 てか元々これ、21世紀文学の創造ってシリーズの一冊なのよね。ジェンダー論集のシリーズじゃないのよ。だから、本を読む人、特にハードボイルドや少女小説あたりを齧ったことのある人にはオススメ。文学は美醜を〜は目から鱗だったり昔からなのかと納得したり、大変面白うございました。
| フェミニズム | 22:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
上野千鶴子『発情装置』  ★★★
発情装置―エロスのシナリオ
発情装置―エロスのシナリオ
上野 千鶴子
 人はなぜ欲情するのか?もはや「対」幻想の時代は終わった―ブルセラ、援助交際、セックスレス…地滑りを起こしたように変わっていく性意識。その構造を読み解く鍵とは? 20世紀というエロスの世紀を、快刀乱麻を断つごとく著者が鮮やかに跡づける。(Amazon)

 ざーっと読んだだけなので詳しいとこは覚えてないが、やっぱりね、北原さんを読むときも思うんだけど、世代の差をものすごく感じるんだよね。70年代にリブが「抱かれる女から抱く女へ」を掲げて運動しだしてから40年、たった40年ですごい変わったんだね。
 もちろんまだまだなんだけど、それでも全然違うよね。少年愛漫画考察で「風と木の詩」「摩利と新吾」「日出づる処の天子」や中島梓が取り上げられてたんだけど、ジルベールを男ではない第三の性と見たり、私はしてないんだよな。普通に男が男に犯されてハアハアというか……w 論文自体が少し前のものだったからね。今だったら腐界隈のにぎやかさを考察せざるをえない……書いてるかな、既に。男を男として消費する、そういう視線を大分身につけてきたように思いますよ。本に載ってたゲイ向けの男ヌード絵、めっちゃ萌えたもん……! あれ生で見たいわ!
 対幻想はもう終わった、みたいなこと対談では言ってたと思うんだけどどうだったかな……読み込んではないからな……恋愛の項あたりは世の恋愛万歳っぷりに疲れた人が読むとほっとするのではないでしょうか。私は結構しました。笑 フェミやゲイスタの当事者性についても興味深く読んだ。
| フェミニズム | 01:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
遥洋子『東大で上野千鶴子に喧嘩を学ぶ』  ★★
東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)
東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)
遥 洋子
 教授は言った。「相手にとどめを刺しちゃいけません。あなたはとどめを刺すやり方を覚えるのでなく、相手をもてあそぶやり方を覚えて帰りなさい。そうすれば、勝負は聴衆が決めてくれます」タレントは唸った。「本物は違う!」今、明される究極のケンカ道とは?フェミニズムの真髄とは?20万人が笑い、時に涙し「学びたい」という意欲を燃えたたせた涙と笑いのベストセラー。(Amazon)

 タレント遥洋子が東大の上野ゼミに参加して書いたエッセイ。よく見かけるタイトルなので借りたんだけど、ザ・フェミニズム読んだ後だと物足りない感があるな。知識がなさすぎて質問のしどころも分からない、とかそのあたりは大変共感しましたがw
| フェミニズム | 01:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
上野千鶴子、小倉千加子『ザ・フェミニズム』  ★★★★☆
ザ・フェミニズム (ちくま文庫)
ザ・フェミニズム (ちくま文庫)
上野 千鶴子,小倉 千加子
 決着をつけましょう―。当代を代表するフェミニスト二人が、フェミニズムについて徹底的に語りあった。「夫婦別姓は支持しない。」「リベラリズムはフェミニズムの敵である。」「援交と新・専業主婦は、家父長制につく白アリである。」「老後は女どうしで、という欺瞞。」…etc.今、あなたのフェミニズム観は、根底から覆る。(Amazon)

 上野千鶴子を読むのはこれが始めてだったというね……! ポストモダンとかフェミとか関係深いところにいるのにどうして今まで触れてこなかったんでしょう謎。あんま必要としてなかったのかな。対談形式なので頭やわらかいままですらっと読めます。
 最近話題になっている夫婦別姓について、私は選択性にすりゃいいんじゃないの? 誰が困るわけでもないじゃない、くらいに思ってたけど、二人は結婚制度そのものに反対なので夫婦別姓とか「あほらし」と。そもそもウーマンリブは性の自由・解放(=結婚制度反対)を掲げてきたものなのに、なぜ別姓なんて生ぬるいことを言っているのかと。……そうだったのねー(笑)だからフランスなどのパートナー制度にも反対、何でそんなもん国に申請しなきゃいけないんだと。そうかー。リベラルとラディカルの差が何となく分かったわ。
 こないだポルノ消費についてもリベラル・ラディカルの見解の違いを読んで、私はじゃあリベラル派になるんだろうかと思ってたけど、ポルノじゃなくてエロチカとか、そこんとこもっと見ていく必要がありそうだなー……。とにかく二人がばっさばっさ斬っていくのが面白かったです。私はフェミ系の本に関しては対談読むのが好きだから。
| フェミニズム | 01:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
北原みのり『フェミの嫌われ方』  ★★★★
フェミの嫌われ方
フェミの嫌われ方
北原 みのり
 私のオンナを、あなたのオンナを、知りたくなった。オンナの共通項…があるとしたら、それは何なのかを、知りたいと感じた。この本は、私(著者)が怒ったり、喜んだり、悲しんだり、嬉しがったりしながら、オンナのことを考えながら書いた本です。(Amazon)

 私がフェミ的になった記念すべききっかけ本。
 著者は性向けアダルトグッズショップ・ラブピースクラブ代表で、ネット上でブログなど読めます。面白かった! まずはそれ。笑 読み物として単純に面白いので、「うーん、フェミかあ」と言っていた母も読み進めている様子w
 クボジュン支持層にふーんと思ったり、つんくLOVE論につんくはそんなこと考えてプロデュースしてんのかと呆れたり、都条例と表現の自由について考えたり。
 私は世代が違うのと腐女子なのとで、そうでもないなーってとこもたくさんあった。「エロ」「セックス」という言葉にさほどマイナスイメージを持っていない。基本的にはハッピーなもんだと思ってる。攻受表示は男女カップリングにもあって、往々にして女が攻めだったりするから、女性主導のセックスイメージも持ってる。女性がセックスしたがるのは、って言う人もいない。
 てかこれ十年前の本だw それにしては変化がないかも。男性性の性的な消費の仕方を教わったやおいには感謝してるけど、やおいの受け攻めって結局はペニス行使する方に「男らしさ」とか付与しちゃったりするわけで(少なくとも私は)、せっかくなのにそれってやっぱりどうなのとも思う。
 セックスにおいて力強さや激しさが強調されるのは女性向けも同じで、そこにいまいち乗り切れない自分としては、そういうのをはっきり「激しくされればよけい冷めることもある、そんなんオンナの常識だから」(P143)って言ってくれる人がいるのは有難いと思ったよ。
 オトコが抜けるように作られてるAVやエロ同人で、男が快感を得やすい動き=女の快感として描かれるのはもちろん分かるんだけど(ゲイポルノもってことは、つまりそうよね)、女性向けやおいでもそうなので(女性は実用性を求めていないというのが通説ですが)、ああでも男の快感だもんな……。男(攻)の快感を描くために男性向けポルノをなぞるってのは正しいのかも、でも受けに焦点が当たっていることが多いわけじゃないですか。人それぞれでFAだろうけど、こう、もうちょっと北原さんのいうところの「オンナの常識」が見たいなと思ってしまう 双方男ですけども!笑
 たとえば、私がなかなかイカないと、力強く指でヴァギナを掻き回したり、激しくペニスをつつくオトコ。アダルトビデオの見すぎじゃないだろうか。激しくされればよけい冷めることもあるもんだよ。そんなこと、オンナの常識だ。自分の「力」で相手をいかせることが、まるで自分のオトコとしての能力だとでも思うんだよね。

「セックスは楽しい。だけど、完全に、アウト・オブ・コントロールになるなんて、ないな。」と一致したのだ。しかし、今さらオンナたちがこんなことを互いに確かめ合わなくてはいけないくらいに、「セックスして気持ちいいと、もう、ワケわかんなくなっちゃって、頭、真っ白になっちゃってぇ」と、セックスとはそんなもんだと思っているオンナはたくさんいるなと思う。そう信じ込んでいるオトコはたくさんいるんだと思う。そして、セックス・メディアときたら、そんなイメージばかりを再生産しているのだ。
| フェミニズム | 12:07 | comments(0) | trackbacks(0) |