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  • 三浦しをん『舟を編む』  ★★
    藍色 (10/06)
  • 松浦理英子『裏ヴァージョン』  ★★★★★
    マリ (06/13)
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    マリ姉 (04/30)
  • ポール・オースター『幽霊たち』  ★★★★
    マリ (01/21)
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    渋谷の帝王 (11/04)
  • ジェイ・イングラム『そうだったのか! 見慣れたものに隠された科学』  ★★★★
    マリ (10/27)
  • ジェイ・イングラム『そうだったのか! 見慣れたものに隠された科学』  ★★★★
    Skywriter (09/12)
  • 東川篤哉『密室に向かって撃て!』  ★★★
    hirose (11/17)
  • 金森修『サイエンス・ウォーズ』  ★★★★
    マリ (06/19)
  • 金森修『サイエンス・ウォーズ』  ★★★★
    Skywriter (02/06)
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Memoria de los libros preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります
星の数は気分なのであてになりません
冲方丁『天地明察』上  ★★★
徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く――。日本文化を変えた大計画をみずみずしくも重厚に描いた傑作時代小説。第7回本屋大賞受賞作。(Amazon)

 面白かったです。春海と関さんのラブい展開を期待したい。
 ヴェロシティを脱落した私にとっては、かなりとっつきやすい文体で、説明もたっぷりしながら書いているなあという印象だけど、スクランブルのような疾走感はない。ジャンル違うから当然か。建部と伊藤がたいそうかわいかったです。といいつつ半年たった今(2014年11月)になってもなお下巻は読んでおりません。買うほどじゃないんだよな……。
| 歴史・時代小説 | 22:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
皆川博子『少女外道』  ★★
皆川 博子
文藝春秋
¥ 1,950
(2010-05)

この感覚は、決して悟られてはならない。人には言えない歪みを抱きながら戦前~戦後の日本をひとり生きた女性を描く表題作のほか、ラスト一頁で彼岸と此岸の境を鮮やかに越える「巻鶴トサカの一週間」など、名手・皆川博子の傑作短篇七篇を収録。(Amazon)

 うーんイマイチ! ラストが幻想めかされてる(そもそも幻想小説のくくりかもしれないが)せいかすっきりしない話が多くて乗り切れず。いや、エンタメじゃないしそんな綺麗なラスト求めてるわけではないのよ。『蝶』の切れ味がほしいだけよ。この人の『冬の恋人』を今読んでるけど、短編と長編は書き方がまったく違うんですよと言われているようで恥じ入る。しかしどこをめくっても女性の扱いがひどいなあ!
 フォントがとても好みだ。仮名ははんなりしてるんだけど、全体的に縦長なのよな。私イワタ明朝オールド系は文字としては好きだけど横長なのが縦読みしにくい印象で、だから縦長かつモダンではないこういうフォントほしいわ。ヒラギノはオールドじゃあないからなー。クレストブックスの装丁が好きなのに一冊も読めてないのはフォントが苦手だからです……雰囲気はとても好きなんだよ。
| 歴史・時代小説 | 23:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
アゴタ・クリストフ『悪童日記』  ★★★★★
戦争が激しさを増し、双子の「ぼくら」は、小さな町に住むおばあちゃんのもとへ疎開した。その日から、ぼくらの過酷な日々が始まった。人間の醜さや哀しさ、世の不条理―非情な現実を目にするたびに、ぼくらはそれを克明に日記にしるす。戦争が暗い影を落とすなか、ぼくらはしたたかに生き抜いていく。人間の真実をえぐる圧倒的筆力で読書界に感動の嵐を巻き起こした、ハンガリー生まれの女性亡命作家の衝撃の処女作。(Amazon)

 私が何を言ってもしょうがない、この程度の長さ&作者が意図的に選んだ文体であれば読んでしまうのが一番だと思われる。いやあ。いやあ。これって1986年、つい最近に出版された本なのねえ、名前の有名さからしてもっと昔の本だと思ってた。それこそヴィクトリア朝時代、『オリヴァー・ツイスト』や『荊の城』のような背景で描かれているのかと思ってたよ。とんでもない、舞台はWW2時のハンガリーじゃないか。まったく、私の教養のなさを存分に笑ってもらって構わないよ。
 本文がすごくて、読み終わった後に何かを語ることを拒否されているようにすら感じる(笑)悪童日記パロしたくなりますねとか、戦争も人間も本当におぞましいもんですねとか、離れたとこから呟くくらいしかできない。
 これフランス語で書かれたのね、現代の「大きな(Grand)帳面」を 『悪童日記』に変えたのは良かったと思う、日本語じゃGrandの意味合いがうまく訳せなさそうだし、インパクトあるし。変えた経緯はこちらにあるように、商業的な理由。「ノートブック」じゃインパクトなさすぎるもんなータイトル聞いたらすぐ忘れちゃいそうだし。アメリカではそれでOK出たのか。
 ああ、この「反叙情的、反主観主義的、反解釈主義的」な文体はフランス語の勉強用テクストに向いてそうだね。いつか読んでみたいものだ……いつか……(笑)
 その後を書いた『ふたりの証拠』『第三の嘘』が出ていて三部作になっているとのこと。あのラストの続きを読みたいような読みたくないような! これだけで完結していても十分だもの! 読むけど! 二冊とも予約かけたけど! 双子は分かちがたく結びついたままかと思いきやああなったので、個人的にはとても好みな(というか萌えな)展開であり、これはやっぱり最後まで見届けるしかないですねえ。いいものを読んだ。TL上で話題に出してくれた方ありがとう。
 ツイッターで感想を書いていたら、三部作すべて萌えだという証言が出ていますので皆さんきっと読んだほうがいいですよ!
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| 歴史・時代小説 | 21:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
ジェローム・K.ジェローム『ボートの三人男』  ★★★★
ボートの三人男 (中公文庫)
ジェローム・K.ジェローム
 気鬱にとりつかれた三人の紳士が犬をお供に、テムズ河をボートで漕ぎだした。歴史を秘めた町や村、白や森をたどりつつ、抱腹絶倒の椿事続出、愉快でこっけい、皮肉で珍妙な河の旅がつづく。イギリス独特の深い味わいをもつ、代表的な傑作ユーモア小説。(裏表紙)

 コニー・ウィリス『犬は勘定に入れません』を今更読もうとしたら、『ドゥームスデイ・ブック』という姉妹編があると知り、では『航路』にしようかと思いきや上下巻で分厚かったので、やっぱ犬の方先に読みますと本の紹介を見返してみたところジェローム『ボートの三人男』へのオマージュだと書いてあって、わかったよそれから読めばいいんだろ! ということでボートの三人男を借りてきたわけだが、大変愉快なユーモア小説でもうけ! でした。
 こっそり講義中に読んだりもしたけど、笑いがこらえられない変な人になってしまったので中断せざるを得なかった。これは笑うだろー。これでもかって畳み掛けるんだもの。一応の主なストーリーは引用通り、三人+一匹のテムズ河珍道中。でも色んなところに過去のエピソードが差し挟まれていて、これは何の話だっけ? と思うこともしばしば(私が集中してないからだ)。蛇行しっぱなしです。
 日本の「エド」、なんて言うからこれ江戸時代の小説!? と思ったら1889年ですって。江戸時代は1867年まで。ジェロームが生まれた59年当時、日本はエドだったわけです。江戸……江戸時代……。
 解説曰く「『ボートの三人男』はユーモア小説として着手されたのではなかった。テムズ河についての歴史的および地理的な展望の書としてもくろまれたのである」。テムズ河はおろかイギリスの地理などさっぱりな読者としては、地図を一枚つけといてほしかったなー。そしたら星五つつけたかも(笑)ユーモア小説としてではなくってのは、人を笑わせるためには書きながら自分が笑うようではいけないというやつですかね。結果的に笑える、と。愉快な気分になりたいときは本書をどうぞ。ウッドハウスのノリが好きなら絶対気に入るね。

 イギリスの高等遊民=バーティ・本書の三人、日本の高等遊民=漱石、なイメージがついてしまった。イギリス人楽しそうだな……百年前の日本人でこういう小説書く人いたんだろうか……。
| 歴史・時代小説 | 00:39 | comments(0) | trackbacks(1) |
クラウス・コルドン『ベルリン1945』  ★★★★☆
ベルリン1945
ベルリン1945
クラウス・コルドン, 酒寄 進一
 ついに戦争終結。三部作も終結。これが一番リーダビリティがあったなあ。一番分厚かったのに、すぐ読みきっちゃったもの。ゲープハルト一家と三十年を歩んできた気分。広く読まれるといいなあ。
| 歴史・時代小説 | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
クラウス・コルドン『ベルリン1933』  ★★★★
ベルリン1933
ベルリン1933
クラウス コルドン, Klaus Kordon, 酒寄 進一
 ナチスが政権を握ってしまったー!
| 歴史・時代小説 | 00:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
クラウス・コルドン『ベルリン1919』  ★★★★
ベルリン1919
ベルリン1919
クラウス コルドン, Klaus Kordon, 酒寄 進一
 終盤は泣いちゃったよ……。“子どもの本を読む会”なんていうサークル活動をしている母は児童文学を中心に読んでいるので守備範囲が異なるんだけど、そのおかげで自分では目をつけない本とも出会えて面白いです。
 第一次世界大戦末期の冬。帝政が崩壊したドイツに平和は訪れるのか? 少年ヘレの一家をおそう激動の日々。ドイツ文学界の巨星がベルリンを舞台に20世紀激動の時代を描き、戦争と平和を現代に問う大河小説3部作の第1部。(Amazon)
 日本に生まれると第二次世界大戦での大敗(特に原爆)があるので、戦争の悲惨さに触れる機会は多いんじゃないかと思う。映画「火垂るの墓」や、こうの史代の漫画「夕凪の街 桜の国」などを見ると、無条件で泣きます。これは戦争の苦しみに加えて、日本人としての意識とかが関わってるんじゃないかしら。舞台は他でもない日本なんだもの。感情移入は容易い。
 でも、やっぱりどこの国でも、戦争がもたらす苦しみは耐えがたいものなんだよね。食べるものがない。色んなものが不足してる。夫や父が戦場に連れてかれてしまう。住んでいるところが戦場じゃなくても、ひたすら苦労するんです。一部の資産家には金が入ってくるのに。彼らが馴染みのない生活(ベッドがないと寝る場所に困るとか(笑)日本だと畳と布団でどこでも寝られる)をしていても、わかります。
 主人公ヘレの両親や周りの人たちは、戦争を終わらせるために革命を起こす。暴力を暴力でもって終わらせないとどうにもならないことがある。だから銃を取る。なのに、必死になって皇帝を追い出して、新しい政府が出来たと思ったら、政権を握るのは前と変わらない人たち。そんなの革命が成功したとは言えない。だから戦うしかない。
 そういうのを子供の視点から見させられるとね、ほんとに辛いんだよ。辛いんだよう〜。
 さて、本編とはあまり関係ありませんが、海外の小説読んでると、登場人物があまり謝らない・感謝しないことが気になったりしませんか? 本書でも、ヘレはもっと「ありがとう」って伝えるべきなんじゃないかな〜って余計なお世話を焼きたくなります。そんなの記すまでもなく、皆は感謝を表してるのかもしれないけど、気になっちゃうんだよなあ。腰の低い日本人だから?笑
| 歴史・時代小説 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
司馬遼太郎『燃えよ剣』  ★★★★☆
燃えよ剣 (下巻)
燃えよ剣 (下巻)
司馬 遼太郎
 ちょっ、待てよ……! 土方お前そりゃねえよ反則だよ剣も燃えちゃうよ……! と取り乱したくなるほど土方が格好いい小説でした。空知英秋が「銀魂」でいじられキャラにするのもよくわかるってもんです。そうでもしなきゃこんな漢扱えない! 本書が特に土方を中心に据えて書いているのは知っているけれど、それにしても男前すぎる。ひどい(笑)
 幕末の日本で、敵からも味方からも最も恐れられたのがこの男。
 幕末の動乱期を、新選組副長として剣に生き、剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑なな生涯。武州石田村の百姓の子“バラガキのトシ”は、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、当時最強の人間集団へと作りあげ、自身も思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。人気抜群、司馬遼太郎の“幕末もの”の頂点をなす長編。(裏表紙)
| 歴史・時代小説 | 21:19 | comments(0) | trackbacks(1) |
司馬遼太郎『燃えよ剣』  ★★★★
燃えよ剣 (上巻)
燃えよ剣 (上巻)
司馬 遼太郎
「副長が、隊士の人気を気にしてご機嫌とりをはじめるときさ。副長が、山南や伊東(甲子太郎)みたいにいい子になりたがると、にがい命令は近藤の口から出る。自然憎しみや毀誉褒貶は近藤へゆく。近藤は隊士の信をうしなう。隊はばらばらさ」
「ああ」
 沖田は、素直にあやまった。
「私がうかつでした。土方さんが、そんなに憎まれっ子になるために苦労なさっているとは知らなかったなあ」

 新撰組がこれほど愛され、熱烈なファンが多いわけがよくわかる。今更ながら手をつけてみた。信じられないほど土方が格好よくてもんどりうちました。これは、反則だ。本書は特に土方を格好よく書いている本だと知っていても、やはり、打ちのめされた。抱いてください(笑)格好いいだけじゃなく、俳句や雪の場面で時折かわいさを覗かせるのがたまらん。この世の女を虜にさせるために生まれてきたとしか思えません。
 幕末の動乱期を真選組副長として剣に生き剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑なな生涯を描く。武州石田村の百姓の子“バラガキのトシ”は、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、浪人や百姓上りの寄せ集めにすいなかった新撰組を、当時最強の人間集団へと作りあげ、己れも思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。(裏表紙)
 日本史はさっぱりわからないのだけど、新撰組といったら誰でも知ってる幕末期のヒーロー(?)である。佐幕派・攘夷派とか、ほんとにわからないんだよなあ困った。通して読んで少しでも理解できればいいと思う。
 ジャンプで連載されてる「銀魂」、何年か前大河でやった三谷幸喜監督の「新撰組」、フラワーズに連載中の「風光る」、あと途中で終わったのだか完結していない「PEACE MAKER」。そこらへんが私の触れてきた新撰組。私はどんな新撰組関連のものを見ても土方と沖田のファンなんだけど、『燃えよ剣』ほど男前な土方さんは見たことない。憎まれっ子世にはばかりましたね土方さん……!笑 沖田はいつだって土方さんを「可愛い」と言えるたった一人なんだろうか。「うふ」とか笑い出した日にはどうしてやろうかと思った。
 新撰組結成当初にはがっちりと信頼しあっていた近藤と土方二人の心が、段々と離れていく様を見ているのは本当に辛い。この本を読んでるとどうしても、近藤さん調子乗ってんじゃないの? と、土方サイドについてしまいます。土方は新撰組を大きくさせることしか考えてない。単純で、それゆえに強い。
| 歴史・時代小説 | 21:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
森谷明子『七姫幻想』  ★★★☆
七姫幻想
七姫幻想
森谷 明子
 世界史選択だったためか日本史にはとことん疎く、思う存分味わえ尽くせなかったのが残念無念。何回か読まないと永い歴史の流れを感じ取れないね。古典のうつくしくあやしい要素をぎゅっとつめたような文章でした。
| 歴史・時代小説 | 23:02 | comments(0) | trackbacks(0) |