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続きを読むとクリティカルなネタバレがあります
星の数は気分なのであてになりません
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ゲルト・ギーゲレンツァー『数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活』  ★★★
数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活―病院や裁判で統計にだまされないために
数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活―病院や裁判で統計にだまされないために
ゲルト ギーゲレンツァー, Gerd Gigerenzer, 吉田 利子
 私たちは日ごろ、統計数字に囲まれて暮らしている。降水確率が0%なら傘は要らないし、ある薬で死亡率が50%も減るなら飲まない手はないと思う。しかし残念ながら、フランクリンの言う通り、この世に確実なことなどほとんどないし、あなたの解釈はおそらく間違っている(提示方自体が不完全なのだ)。自分の身に何かが起こる「リスク」と、それが起こった時の「コスト」を理解せずに生活すると、とんでもないことに! そして驚くべきことに、多くの専門家さえ、自分が提示している数字の意味を知らないのだ。
 だが最も責められるべきは、蔓延している数字オンチではない。「伝え方」にこそ問題がある。統計や確立を用いれば、大げさに表現することも、わざと誤解を招くように提示することも簡単だ。本書では、身の回りの情報がいかに発信者に都合よく歪められているか、それによりあなたがどんな損害を被り得るかを明かすと同時に、誰もが理解できる形でリスクとコストを伝える方法を提案する。(カバー折り返し)

 とりあえず乳癌検査は五十歳になるまで受けないでもいいや、HIV検査で陽性反応が出ても絶望しないで再検査しよう、と思いました(笑)
 それはさておき、
四〇歳の女性が乳がんにかかる確率は1パーセントである。また乳がん患者が、乳房X線検査で陽性になる確率は90パーセントである。乳がんではなかったとして、それでも検査結果が陽性になる確率は9パーセントである。さて、検査結果が陽性と出た女性が実際に乳がんである確率はどれくらいか?

 この問題を見て、私は途中で考えるのをやめてしまいました。だってよくわかんないんだもん。陽性っていってるのなら、かなりの確率で実際乳がんなのでは? しかし、こう提示されると全然違う。
100人の女性を考えよう。このうち一人は乳がんで、たぶん検査結果は陽性である。乳がんではない残りの99人のうち、9人はやはり検査結果が陽性になる。したがって、全部で10人が陽性である。陽性になった女性たちのうち、ほんとうに乳がんなのは何人だろう?

 1人/10人、つまり、たったの10パーセントなのである。えええ! そんなに少ないの?
 このように、本書は確率というものがどれほど紛らわしいかを教えてくれます。それをわかりやすく表現する方法も。パーセンテージがあらゆるところで氾濫している現代に生きる私たちは、ちゃんと数字が表してるものを知らなければならない。

 明晰な考え方を身につけるにあたって。
1、フランクリンの法則「死と税金のほかには、確実なものは何もない」
 日常生活に確実なものなどおよそないのだから、絶対などとは考えない方がいい。
2、リスクに対する無知を克服する
 リスクの推計を邪魔しようとする勢力があることに気付く:タバコ協会とか
 一般市民の不安の原因はとくに三つある。―猗性(進化の過程で繰り返し経験した自然な危険を恐れることは学習がたやすい。しかし劇的に変化したこの世界では、何を恐れるか、実際に何が危険か、ということが必ずしも一致しない)、∈匈押並燭の生命が一度に危険にさらされる状況は恐怖である)、未知の危険(飲酒<遺伝子工学・原子力技術、みたいなこと)。つまり、私たちの恐れるものは的外れだったりする。
3、コミュニケーションと合理的な考え方
 直感的に理解できるかたちで数字を示さなければならない。確率よりも、自然頻度を用いる方が容易なようだ。そのために何らかの学習プログラムをやらせたらどうか。
| 宇宙・物理・数学 | 16:51 | comments(0) | trackbacks(0) |









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