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Memoria de los libros preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります
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アガサ・クリスティ『オリエント急行の殺人』  ★★★
Murder on the Orient Express
Murder on the Orient Express
Agatha Christie
 すごい、読んだのはまさにこの表紙! 嬉しいな。冒頭ではPoirotって誰? ピエロみたいな名前ね! ……Poirot? …………(恥じ入る)ということがありました。いや、初めて見た単語を英語でなく読むのは結構でいなくてね! そりゃもちろん我らがポアロですよね!
 厳冬の中部ヨーロッパ。大雪のため立ち往生していたオリエント急行、フランスのカレー行き寝台車両の個室の中で、初老のアメリカ人富豪が全身12ヶ所に刺し傷を受けて死んでいた。窓は開け放されていたが、犯人が外から侵入した形跡も、脱出した様子もない。旅行に不向きな真冬にもかかわらず、その車両の個室はすべてふさがっていた。同じ車両に乗り合わせた乗客は、さまざまな国籍の、職業も年齢も異なる14人。彼らには確固としたアリバイがあった。密室状況で起きた、この奇妙な事件に遭遇したポアロは、「灰色脳細胞」を働かせて謎解きに挑戦する。大胆なトリックと意外な結末……。(Amazon)

 きちんとしたミステリって感じ。事件が起こり、証拠が提出され、解決に至る。そういう三部構成になってます。おおお本格ミステリ読んでる! って気分にさせてくれる。
 そして死ぬほど簡潔な英語で書かれている。今まで読んだ『不思議の国のアリス』『穴』という子供向け作品よりもよほど分かりやすい。ベストオブ簡潔。ミステリであることに終始したんでしょうね。文学的表現とか排除してさ。ポアロはベルギーのフランス語圏出身なので、フランス語がちょこちょこ出てきました。ヨーロッパ人たるもの仏語くらい当然嗜んでおけということか。英語の本は外国語がまま原文で出てくるのでインターナショナルですよね。日本語だとちゃんと訳つけといてくれるもんね。
 ポアロも言ってましたが、登場人物はとてもインターナショナル(欧米限定)(まだグローバルじゃない時代だね)で、ハンカチにまつわる謎解きなど日本ではできない代物。日本のミステリは外人出てくるのか? 乱歩とか横溝は。乱歩少ししか読んでないからわかんないけど、とても日本だった気がします。
 「雪の山荘」なオリエント急行の中で殺人が起きて、一人一人にインタビューをして、理詰めの推理をして、みんなを集めて解明。ほんとにそれ以外ないよ。余韻どころではないあの幕切れ。謎以外は要らんという態度、正に型どおり、本格ミステリだよ。灰色の脳細胞しか使ってないですね。わかりやすかったしフェアだと思う。
 結末はああ! そうだったのね! と新鮮な驚きというよりは予定調和な一面が。きれいにまとまっているけど、バカミスばっか読んでると麻痺してくるんだよな(笑)もっとえぐいぶっとんだ結末を! って。面白かったけどね。
 他のポアロシリーズがどれもこんなノリなら原書で読んでちっとも差し支えないですね。
| 英語原書 | 17:09 | comments(0) | trackbacks(0) |









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