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  • 三浦しをん『舟を編む』  ★★
    藍色 (10/06)
  • 松浦理英子『裏ヴァージョン』  ★★★★★
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  • ジェイ・イングラム『そうだったのか! 見慣れたものに隠された科学』  ★★★★
    マリ (10/27)
  • ジェイ・イングラム『そうだったのか! 見慣れたものに隠された科学』  ★★★★
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  • 金森修『サイエンス・ウォーズ』  ★★★★
    マリ (06/19)
  • 金森修『サイエンス・ウォーズ』  ★★★★
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続きを読むとクリティカルなネタバレがあります
星の数は気分なのであてになりません
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伊藤計劃『ハーモニー』  ★★★☆
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
伊藤 計劃
 「一緒に死のう、この世界に抵抗するために」―御冷ミァハは言い、みっつの白い錠剤を差し出した。21世紀後半、「大災禍」と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は医療経済を核にした福祉厚生社会を実現していた。誰もが互いのことを気遣い、親密に“しなければならない”ユートピア。体内を常時監視する医療分子により病気はほぼ消滅し、人々は健康を第一とする価値観による社会を形成したのだ。そんな優しさと倫理が真綿で首を絞めるような世界に抵抗するため、3人の少女は餓死することを選択した―。それから13年後、医療社会に襲いかかった未曾有の危機に、かつて自殺を試みて死ねなかった少女、現在は世界保健機構の生命監察機関に所属する霧慧トァンは、あのときの自殺の試みで唯ひとり死んだはずの友人の影を見る。これは“人類”の最終局面に立ち会ったふたりの女性の物語―。『虐殺器官』の著者が描く、ユートピアの臨界点。(Amazon)

 面白かった! こっちの方が『虐殺器官』より好きだな。世界設定は繋がっていて、ラストに起こった大災禍以降の話。表紙が素敵だよね。虐殺〜同様ラノベ層にアピールでもしてるのかしら? ガッツリSFしてるはずなのにそんな感じがしないのは作品全体に漂う諦念のせいだろうか。この諦め切った感じ、うまくいえないけど、私は主にラノベから受け取ってきたというか……自分が山本・小川あたりが好きだからでもあるけど……何だろうな。円城さんとか読めば国内SFの見方変わるかな。飛さんとか。飛さんはお薦めされたから読むつもりでいる。
 これは一段組なんだね。タグの使い方や台詞の処理など、一段組として書かれた文章というのが分かる。今まで日本の小説ってアルファベット馴染まないから不便だよなーと思っていたけどこうして使う分には異質さが浮き上がるからいいね。英文でやってもここまでならない。htmlに多少なりとも親しんでることもあってタグ記述は面白かったなあ。疑問符をリーダーで代替させてるのは作者のこだわりなんだろうけどどうしても気に食わないよ!笑 「?」に変換したい! 文中にところどころSF愛が見え隠れしててニヤニヤした。意識と監視の問題については本書のラストくらいにしないと世界平和にならないかもねえと思ったり思わなかったり。
 もっと色々読んでみたかったです。ご冥福をお祈りします。
| SF | 00:31 | comments(0) | trackbacks(0) |









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