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続きを読むとクリティカルなネタバレがあります
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アゴタ・クリストフ『第三の嘘』  ★★★★☆
ベルリンの壁の崩壊後、初めて二人は再会した…。絶賛をあびた前二作の感動さめやらぬなか、時は流れ、三たび爆弾が仕掛けられた。日本翻訳大賞新人賞に輝く『悪童日記』三部作、ついに完結。(Amazon)

 これは……ストーリーを一本の筋にまとめたがる症候群を患ってる人(私)には難しいですね! 最後の設定を全体にあてはめて解釈するのはできるけど、作者は別にそういうことをしてもらいたいわけではないようだし。でもスッキリしたい!笑
 はー三冊通して翻弄されっぱなしだったよ。とても面白かった。とても萌えた。結局どうなの! って言いたくなるのは私の悪い癖だ(笑)巻末に引かれていた佐藤亜紀の亡命についての文章がまたよかった。日本人にはなかなか理解しえないことだと思う。亡命なんて。
 またラストの締め方が素晴らしい。悪童日記のときも思ったけど、さらっと爆弾落としてくよね。列車。いい考えだな。――それで終わり! いやあ良いねえ、痺れるねえ。 個人的には一冊目が一番萌えかな。あの双子の造形がツボすぎた。私は自分で思っていた以上に少年が好きなようだな。
 作者は自分の体験を語るために三冊を書いたっぽいから、物語の一貫性なんて求める方が無粋なのだろうし、それぞれの設定を別物として捉えて萌えるのは効率がいい。何通りの妄想も楽しめます、って感じ。
| 現代小説(海外) | 20:07 | comments(0) | trackbacks(0) |









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