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続きを読むとクリティカルなネタバレがあります
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木村榮一『ラテンアメリカ十大小説』  ★★★★☆
インディオたちがのこした伝承とヨーロッパの近代をともに腐葉土としながら、夢や魔術と苛酷な現実とがふしぎに入り乱れる、濃密な物語を紡いできたラテンアメリカ。ボルヘス『エル・アレフ』、ガルシア=マルケス『百年の孤独』、バルガス=リョサ『緑の家』、そして?翻訳の第一人者として知られる著者による、待望の作品案内。(Amazon)

 エッセイ調でいかにも人柄がよさそうw オクタビオ・パスってメキシコ人だったんだな……(そこから)名前しか知らなかったよ。
 ラテンアメリカ文学を読みたいと思っているだけで読めてるのはほんの少し、文献もまったく見てなかったから、一冊ガイドを買ってよかった。しかしボルヘスにしろガルシア=マルケスにしろ他の人も、博識なのはデフォルトなのだね。せめて神曲と主要な神話読んでから来いと言わんばかりの。
 ボルヘスってそんなにすごい人(著作以外も)だったんだね……しかも波乱の人生だね……。マルケスの子供の頃に読んで最も印象深かった本『千夜一夜物語』て、もうこれ以上の説明は要りませんみたいなwww 『変身』で創作意欲に火がついたってのは意外だけど。てかマルケスが読んだ『変身』はボルヘス訳だったんか!! すげー! ボルヘスの『エル・アレフ』は手元にあるから、これを最初に読むべきかなあ。この本あらすじをオチまで書いて紹介しているから、読書慣れしている人はその部分は飛ばして読むべし。
 バルガス=リョサ『都会と犬ども』、舞台となった学院がこの小説を1500部校庭で燃やしたってマジかwww 彼の子供時代は「小説を買って読む人など数えるほどしかいない」国だったペルーでww いや世界的に評価されたから売れたんだろうけどw
 ラテンアメリカ作家の小説を読むと、アメリカ大陸のスペイン語圏プラス西ヨーロッパ全体が舞台になってることが多いけど、作家自身が迫害されたりなどして国を出て、一度はヨーロッパに住んでるもんね。大陸3つ分だからいつもやたらと広く感じるんだよ。笑 自分の母国語が他の国の国語でもあり(多少の違いはさておき)、その他にも親戚といえる言語があって、西語にとっては芸術の都パリを擁する仏語がその一つだということを考えると、すごいアドバンテージ持ってる気がすんだけどw
 年代順に並んでいるので誰が誰に影響を受けたというエピソードもすんなり飲み込め、いい案内書だったと思います。小説を勉強したことのない者にとっては不勉強を恥じる良い機会でもあり……。ただ木村さん自身の文章は〜〜が、〜〜と逆説で繋いであることがめっちゃ多いんだけど癖かね。笑
| エッセイ・ノンフィクション | 21:12 | comments(0) | trackbacks(0) |









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