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続きを読むとクリティカルなネタバレがあります
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津原泰水『ルピナス探偵団の憂愁』  ★★★★★
 何度読んでも全話において号泣する……好きすぎる……だから原稿には使えないんだ…………。これは津原さんが少女小説家から一般小説に転身した後に書いた話で、なので短編の終わり方の歯切れの良さなど、自由にやっているなと思います。はー。
『ブラバン』は青春小説ではないよと津原さんはおっしゃっておりましたが、ルピナス探偵団は真正面から青春小説です(多分)。憂愁は1話目に摩耶の話が来ているので、その後はひたすら思わせぶりで泣けます。漫画化するなら絶対に川原泉。なぜ漫画化されていないのかが解せないほどです。
 ほんとこれストレートにいい本なんだよー。読んでよー。まわりに読んでる人全然いないんだよ。そして少女小説家として小説家のキャリアをスタートさせた津原さんの描く女性キャラクターの嫌味のなさを見てよー。私は北村薫が地雷なんだよー(怒られそう)。女性を嫌味でなく書ける男性作家って希有だと思うんだよー。それはお前の好みに合っているだけだという反論は正解です。女性作家であろうと女性キャラクターがとてもじゃないけど読んでいられない小説はいっぱいあります。つまるところ津原さんの小説にはマッチョイズムが(ほぼ)ない。
 このシリーズは『ルピナス探偵団の当惑』→『ルピナス探偵団の憂愁』という順番で、必ず両方読んでください。必ずです。笑 そういや、津原さんは振り返り気味に青春を描くことが多かったけど、クロクロでは現在進行形に泣き所を持ってきたなあ。
 女性キャラクターの台詞回しが好きな作家といったら彼と若竹七海なんだけども、若竹七海ではメインキャラはだいたい本シリーズのキリエみたいなしゃべり方をしている。若竹さんは女性ですけども、いいよね。
| ミステリ・エンタメ | 21:41 | comments(0) | trackbacks(0) |









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