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  • 金森修『サイエンス・ウォーズ』  ★★★★
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Memoria de los libros preciosos

続きを読むとクリティカルなネタバレがあります
星の数は気分なのであてになりません
水村美苗『日本語が亡びるとき』  ★★★★☆
日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で
日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で
水村 美苗
「西洋の衝撃」を全身に浴び、豊かな近代文学を生み出した日本語が、いま「英語の世紀」の中で「亡びる」とはどういうことか? 日本語と英語をめぐる認識を深く揺り動かし、はるかな時空の眺望のもとに鍛えなおそうとする書き下ろし問題作が出現した。(Amazon)

 とりあえず時間があるなら読んでみてはいかがだろうか。話はそれからだ。
| エッセイ・ノンフィクション | 22:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
藤川洋子『わたしは家裁調査官』  ★★★★
わたしは家裁調査官
わたしは家裁調査官
藤川 洋子
 面接室から聞こえてくる非行少年のつぶやき、家族のため息。報告書からはうかがいしれない無数のやりとりのなかから生まれる人間模様。家庭裁判所の調査官がみた「家族の深層」。(Amazon)

 資料用に。『家裁調査官の仕事が分かる本』ってのも借りてみたんだけど、こっちの方が日常ベースでいい感じ。裁判所のサイトもかなり充実してて面白いんだけど、こういう現場の雰囲気は分からないからね。そんな転勤が多いのか、おのずと調査官同士は知り合いばっかなのか、一度に二十件以上事件を抱えてるのか……とか。参考になります。文章も変に凝ったりしていなくて、すっきり読みやすかった。見習いたい。たまに「ん?」となることはあるけれど、世代の差かもしれない。最後の合宿の話はほろりときました。あと二冊ほど著作を読んでみようと思う。
| エッセイ・ノンフィクション | 23:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
速水健朗『ケータイ小説的。』  ★★★★
ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち
ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち
速水健朗
 ケータイ小説はなぜ生まれたのか? 浜崎あゆみ、NANA、郊外型ショッピングモール、携帯メール依存といったケータイ小説の「元ネタ」を探究すると、現代の若者たちの文化と生態が明らかに! 気鋭による驚愕の文化批評、登場。(Amazon)

 読み物として本当に面白かった! 読んでる場合じゃないのに止まらなかったよ。あのケータイ小説をこんな風に読みとけるんだなあ。
 浜崎あゆみとそんな密接な関係があったとは。私は浜崎世代ビンゴなので、乗ってた歌は大抵知っている。顔が好きになれなかったから、熱狂していたわけではないが、カラオケ行けば誰か歌うよね。携帯を持ち始めた時期も2000年あたりだし、あー私よりちょっと上くらいの人が書いてるのかな? と思った。
 ケータイ小説は恋空をリタイアしてしまったので一冊も読みきったことはない。でも読んだ気分になった(笑)小説を読まずに書くことができるというのはある意味とても尊敬する、というか羨ましい。何でそんなことができるんだ? とは思ってた。たしかにエンタメ寄り本読みだから立て続けに出来事の起こる話は好きなんだけど、風景描写・心情描写・情緒といったものも大好物ですよ。というかそれなしには成り立たないよね。全部排除されてるのか。すごいな。うーん、読みたいとはとても思えないし今後も読まないだろうな。
 あとノンフィクションが好きじゃないんだよね!笑 リアルなんて要らないよ、体験談を体験談として提示されると冷める、作者の存在はなるべく消してくれ……というのはオタクゆえでしょうか。機械じゃなくて人が書いてるんだからその人の生き様が表れるのはわかる、しかしウッドハウス並みの心意気を持ってだな!笑 ああっ耳が痛い。
 とか言いつつ自分が見下していたものに「お前もその気があるじゃん」と刺されるこの痛さね。不幸自慢のループ。たまらないね。ちょっと考え直そうと思いました。
| エッセイ・ノンフィクション | 00:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
高野秀行『怪獣記』  ★★★★
怪獣記
怪獣記
高野 秀行
 おもしれえ! 半年前にトルコに旅行しといてよかった! そうそう、トルコ人ってそうだよね、と写真見ながら頷いてしまった。懐かしい! また行きたいなあ。
 いったい、これは何だ!? 今一番注目の作家、高野秀行が、『幻獣ムベンベを追え』から18年ぶりに放つ、未知動物探索紀行。世界中のUMA(未知動物)ファンが注目する、トルコの怪獣ジャナワール。その正体を追う著者の前に次々と怪しいものが現れる。イスラム復興主義、極右の陰謀、クルド民族問題、そして謎の黒い物体……。奇縁とドラマに満ちた、驚きと笑いの本格エンタメ・ノンフィクション!(Amazon)
 この人、著作見ると色んなアジアの国々で取材してるみたいだね。羨ましい。ミャンマー行きたいよミャンマー。
 参考にしているブログで高評価だったから、あえて記事の内容を読まずに借りてみたんだけど、怪獣の歴史を体系立てて説明するような本じゃありませんでした(笑)「未知」の怪獣を追い求める旅日記、みたいな。
 まさか怪獣に政府の陰謀が絡んでるなんて思わなかったよ。観光客を呼び寄せるためってのはわかるけど、クルド民族問題が絡んでくるとは……。クルド人=危険、というイメージを持ってしまっている私も認識を改めないといけないな。独立、させてあげないのかな。クルド人国家をつくったところでトルコがEUに加入できるとは思えないけど……というか加入してほしくない、ヨーロッパにならないでほしい!
 行った時はあまり治安がよくないので東部はお薦めしません、と外務省が言っていたからワンまでは下らなかった。私の中ではハランが一番東の端っこ。ワン湖があんな愉快なことになってるなら、足を運べばよかったな。トルコの湖って本当に青いのよね! ブルーハワイのシロップぶちこんだみたいな鮮やかさなの! どうしたらあんな色が出るんだろう。生憎湖で遊ぶ機会もありませんでした。
 トルコのいい意味での適当さが存分に感じられて楽しかった。怪獣の正体はなんだったんだろうね。
| エッセイ・ノンフィクション | 19:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
エーリヒ・ケストナー『ケストナーの終戦日記』  ★★
ケストナーの終戦日記―一九四五年を忘れるな
エーリヒ・ケストナー, 高橋 健二
 星で評価つけるようなもんじゃないんだけど……なかなか頭に入ってこなかったので飛ばし飛ばし。ナチスが強制収容所で行っていたことを一般市民が知らなかったということは、本当だったんだなあと思った。隠しておけるものなのか。
| エッセイ・ノンフィクション | 23:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
ウーリー・オルレブ『走れ、走って逃げろ』  ★★★★
走れ、走って逃げろ
走れ、走って逃げろ
ウーリー オルレブ, Uri Orlev, 母袋 夏生
 ノンフィクションというカテゴリでいいのだろうか……? 児童文学のつもりで読んだら、実話でした。
 ユダヤ人が強制移住させられたゲットーで、8歳のスルリックは家族と生き別れになってしまった。ゲットーから脱走したものの、農村で働き森を放浪する日々は過酷そのもの。片腕を失い、ついに過去の記憶をも失ってしまうが。それでも少年は精一杯生きる術を身につけ、友情を育んでいく。実話にもとづいた勇気あふれる物語。
 題の通り、逃げて逃げてひたすら逃げて、という話。一人で放り出されても生きていかねばならないんですよね。
| エッセイ・ノンフィクション | 12:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
三浦しをん『シュミじゃないんだ』  ★★★★☆
シュミじゃないんだ
シュミじゃないんだ
三浦 しをん
 しをんちゃんのエッセイやら書評にはほんと参っちゃう。一生ついていきます姉さん! って思う。これからも素敵な小説とはっちゃけたエッセイを書きつづけてください! 追いかけるから!
 ボーイズラブ漫画にまみれた日常……。この語りつくせぬ愛を見よ! 5年にわたる『小説ウィングス』連載に加筆修正して単行化。BL初心者には、ガイドブックとしてもオススメ。書き下ろしBL小説「夏の思い出」も収録。
 私商業BLに全く興味はなくて、本で紹介されてるうち読んだのはよしながふみ「ジャックとジェラール」だけなんだけど、すっごく楽しく読めました。半分くらいはエッセイ分だからね。漫画への愛が迸ってんの。読者にも痛いほど伝わってくるの。好きよ愛してるのよっって叫びが。しをんちゃんがそんなに言うなら読んでみようかしらと思いました。実際面白そうな漫画がたくさん紹介されてたしねー。あらすじ読むだけで私なんかは泣けます。しかし金がないのであった。『官能用語辞典』はすごく読んでみたい。しをんちゃんBL版を作ってくれればいいのに。
 直木賞を受賞してその後もヒットして、しをんちゃんにはきっとたくさんお金が入ってくるだろうので(おい)、これからもたくさんのレビューを書いていただきたいなあと思う所存です。もちろん小説もね。
 あとり硅子の挿絵を見て、巻末の後書きを読んで、涙がじんわり染みてきました。死んでほしくなかったよう。私があとり先生の漫画を読んだのは、すでに亡くなった後だったんだけどね。好きです。
| エッセイ・ノンフィクション | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
マーク・ジュリー、ダン・ジュリー『おじいちゃん』  ★★★★☆
おじいちゃん
おじいちゃん
Mark Jury, Dan Jury, 重兼 裕子, マーク ジュリー, ダン ジュリー
 うちのおじいちゃんも二人とも痴呆になってしまって、片方は喋ることも出来なくなってしまった。両方とも寝たきり。本人は果たして生きたいと思ってるのかなあ。
 もの忘れがひどくなり、一人で生活するのが困難になったおじいちゃん。一家全員でおじいちゃんの世話をし、心を込めて愛する人の人間としての尊厳を守ろうとする家族の記録。(Amazon)
 このおじいちゃんは「これからは飲まないし食べない」と死ぬことを選択して、家族もそれを尊重した。かなり痴呆が進んでいたというのに、自分で決めたことを忘れずにいられるってことは、かなり強い気持ちだったんだろうなあ。
 私は母方のおばあちゃんがそうなったら、住み込んでお世話したいと思う。それだけ私にとって思い入れが深いし、一番お世話になってるし、かわいがってもらってるし、生き方も尊敬している。どうしても仲良し度(笑)が響いてきちゃうよね。それでも、実際やるとなったら、嫌になるんだろうな。あー涙出てきた。
| エッセイ・ノンフィクション | 00:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
アシュリー・ヘギ『アシュリー』  ★★★★
アシュリー ~All About Ashley~
アシュリー ~All About Ashley~
アシュリー・ヘギ
「おい見てみろよ。エイリアンがいる」って言われたり、ジロジロ見られたりすることはあるけど、わたしはそんなこと気にしないわ。

だって、彼らがわたしをからかおうと思ってやっているんじゃないことはわかってるもの。
彼らは、プロジェリアという病気を知らないだけなの。

彼らは私が誰か知らないし、プロジェリアが何かも知らない。
でも、それは彼らのせいじゃない。
そんなの、みんなが知っているわけじゃないもの。

小さいときからよくからかわれたり、いまもからかわれることはあるけど、そういうときは「あなたにも同じ血管があるのよ」って説明するの。
それでもからかうようなら、もう放っておくの。
それはわたしの問題じゃなくて、彼らの問題だから。

たとえば、車に乗っているとき、歩道に立っている人が私を不思議そうに見ても、イヤな顔をするんじゃなくて、笑顔を見せるの。
そうすると、その瞬間に、相手も笑顔を返したりするのよ。


ひどいことを言われて相手に怒りを感じたときは、その人に怒り返さないように、自分に待ったをかけるの。
そこにいたらきっと言い返してしまうから、「ちょっと失礼」って別の場所に行って、一拍置くようにしているの。

一拍置いて、いま起きたことを考えてみると、憤りが相手にそういわせたんだってことが見えてきて、自分のなかの怒りや悲しみが消えていくの。

 泣きそうになるなあこういうの。アイムソーリーって思っちゃうから?
 世界でわずか約30〜40人の早期老化症(プロジェリア)の子ども。人の10倍もの速さで年をとる彼らの平均寿命は、13歳である。限られたみじかい命を精一杯生きているアシュリー。14歳になり、プロジェリア患者の平均寿命を越えたいま、自分のこと、病気のこと、命のこと、家族、そして最愛の親友のことを自分のことばで懸命に語る。(帯)
 立派だとしかいえません。救いを信仰に求めることには個人的に少々複雑な思いを抱いていますが(笑)、本当に立派。14歳かあ……その頃は自分のことで精一杯だったよ、今もあんま変わってないけど。その年で自他を比べるのは無意味だって悟ってしまってるのはすごいなあ。
| エッセイ・ノンフィクション | 14:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
桐生操『世界禁断愛大全』  ★★☆
世界禁断愛大全―「官能」と「耽美」と「倒錯」の愛
世界禁断愛大全―「官能」と「耽美」と「倒錯」の愛
 禁断の愛……。なんと甘美な響きだろう。禁じられているからこそ、人はなおさら燃える。なおさらそれを手に入れたくなる。自分が危険な岐路に立っていることは重々承知ながら、その愛に自分を、自分の未来を賭けようとする。
(中略)
 誰がなんといおうと、果敢にタブーに挑戦するものは美しいのだ。

 せっかくの題材なのでもっと濃くねっとりとした描写を! と思ってしまった(笑)カニバリズムはあのくらいでお腹一杯だけど。これを足がかりにして自分で調べろってことかしら。
 カポーティ、ワイルド、ジョンベネ、ブロンテ、チャップリン、ヒトラー、コクトー、バイロン、サド侯爵……「ホモ・セクシュアル」「近親相姦」「ロリコン」など、世界中から集めた衝撃のエピソード満載の傑作人物伝。(Amazon)
 上記の他に「サディズム」「カニバリズム」のそれぞれのエピソードが入っていました。な、なぜ「レズビアン」「マゾヒズム」はないのだ! ホモ(というかゲイ)があってビアンがないなんて酷いよう。サッフォーくらいしか思いつかないけど、全体的に男視点だよなあ。性や力では男性優位になってしまうのは仕方ないのかな。もっと女性を! 欲望の対象としての女性ではなく欲望するものとしての女性をプリーズ!
 ホモ・セクシャルでは錚々たる顔ぶれが並んでますよ。オスカー・ワイルドにヴェルレーヌとランボー、ニジンスキーにジャン・コクトーとラディケ、トルーマン・カポーティ。す、すごい。同性愛は多くの国で禁じられていましたが、ヴィクトリア朝時代のイギリスでは、肛門性交は重罪で、猥雑行為は軽罪だったんですってよ! オーラルなら軽罪ってこと?笑 ワイルドは重罪になってしまったわけだが。ニジンスキーとディアギレフの関係は授業で聞いたことがあるなあ。多分もうすぐまたやる(笑)ホモ・セクシャルを語るにはプラトン『饗宴』が欠かせないだろうのでそのうち読みたい。ちなみに、男色罪で処刑された最後の年は、仏:1783・英:1835だそうで。フランスの方が寛容か。
 マリー・アントワネットの死刑に息子との近親相姦(の疑い)も関与してたなんて……(笑)息子に自慰行為を教えたのはお前だと言われたらそりゃあ抗弁する気も失せるわな。
 白人の女の子って14歳くらいから随分大人びて見えるので、あんまロリコンって感じがしないんだけど。それより日本の方がロリコンっぽい。見た目が。無垢な少女をかわいがるの好きですね。そのうちナオミみたいに育って、男を振り回すといいよ。
 サディズムとカニバリズムは多分に犯罪的でした。大量殺人ではないか。イヴァン雷帝は酒池肉林ですね。教科書は決してそんなことに触れてないよね。偉い人だと思ってた。命を受け継ぐという意味でのカニバリズムには神聖さを感じるけど、それ以外はちょっとパス。おえ。
 タブーに挑戦するのはいいけど、犯罪にはならない範囲で推奨します。フィクションではおおいに結構です。
| エッセイ・ノンフィクション | 14:24 | comments(0) | trackbacks(0) |